システム導入を成功に導くための5つのポイント その5-運用性

iptelephony 2005-11-22 15:08:28

 最後に「運用性」です。 このポイントを押さえておかないと、深夜、休日の立ち会い作業が増える可能性大です。 要点だけを記していきます。

 まず導入するIPテレフォニー・サーバの容量の問題で、複数台同じサーバを設置しなければならない場合、1台1台同じ作業(たとえばデータ・バックアップやパッチ作業など)を行わなくてはいけません。 なるべく高容量なサーバを選択して、1台の集中管理型にしたほうが運用性が高まります。 サーバの数が減るという観点から見ると当然、障害発生率を減らす効果もあります。 アバイアの場合は、1ペア(光ファイバー経由でメモリ同期を行っている2台のサーバ)で最大36000台の電話機をサポートします。

 また安定稼働を目的に、1から3カ月に一回のシステム・リブートが必要なケースもあるようですので、これも要チェックです。 またモデムやインターネット経由でリモートメンテナンスができるシステムでないと、障害が発生するたびに工事業者さんに現地に来てもらう必要があり、迅速な障害復旧を見込めませんし、その費用も膨らみます。 (業者さんの立場からすると、そのオンサイト費用も見込んで、保守契約条件を見積もることになります。 )

 最後にこれは見極めるのが難しいのですが、電話機1台増設するのにかかる設定時間もシステム同士で比較してみると2、3倍の差がつくことがあるそうです。 つまり作業費は人件費で見積もることになりますから、作業時間に2、3倍の開きが生まれてくること、そしてそれだけの費用がかさむということになります。

 以上、読んで頂いている方々がIPテレフォニーシステム(またはIP?PBX)導入後に後悔されぬよう、5回にわたってシステム導入を成功に導くための5つのポイントを書き出してみました。  私は以前、別の会社でシステムの選定に関わったことがありました。 その時、このような観点でシステムを眺めていると、それぞれのメーカーさんの個性や考え方がみごとに製品に反映されているものだなと感じました。 IPテレフォニー・システムについても然りですので、ぜひ愛着が沸くようなシステムに巡り会えることをお祈りいたします。

(橋村信輝)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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