コンピュータ・アソシエイツとは?

itil 2005-10-17 11:41:44

 皆さん、はじめまして。

 皆さんはコンピュータ・アソシエイツという会社をご存知ですか? ストレージやメインフレームに関連したお仕事をされている方は聞いたことがある名前かもしれませんね。また、このブログを読んでくださっている方の中にはご存知ない方もいらっしゃると思います。そこで、今回から始まります我々のブログの本題に入る前に、コンピュータ・アソシエイツがどんな会社なのかをお伝えしたいと思います。

 コンピュータ・アソシエイツは1976年に米国で設立されたソフトウェアベンダーです。業界内ではコンピュータ・アソシエイツ(Computer Associates)の頭文字をとってCA(シーエー)と呼ばれています。元々はメインフレームのソートツールを販売しており、その後はいろいろなソフトウェアを開発し、さらにはいろいろな企業やテクノロジーを買収して現在では1000種類以上のソフトウェアを所有しています。米国以外の100カ国以上で事業を展開し、従業員数は約1万5300人になりました。

 そして我々日本法人が立ち上がったのは1997年です。東京、名古屋、大阪にオフィスを構え、社員数は約450人にまで成長しました。日本に根付いたグローバル企業として、お客様のビジネスと豊かな情報社会づくりに貢献していくことを誓いとして掲げ、ソフトウェア販売・技術サポート・コンサルティング・教育事業を展開しています。

 さて、そろそろ本題であるITILの話に移ります。CAがITILに取り組み始めたのは約4年くらい前でしょうか。CA本社が100%出資していた子会社が、サービスプロバイダ向けの製品を販売開始しました。その際にITILというキーワードを最前面に打ち出したのがきっかけです。その頃、私はプリセールス部隊に所属していて、お客様を訪問するたびにITILという言葉を口に出し、反応を計っていました。しかしその頃はまだまだITILという言葉の認知度は低く、「何それ?」「知らない」「興味無いな〜」との返事ばかり。海外では流行っているのに日本ではどうして流行らないのだろう?と疑問に思うことがしばしばありました。

 ところがそれから数カ月過ぎた頃だったと思います。数回訪問したことがあるお客様から「昔、会話に出てきたITILですが、もう一度説明してもらえませんか?」と連絡を頂きました。前回訪問した際には「知らないよ〜」と語っていたお客様が突然どうしたんだろうと思いつつ、ITILの説明をさせてもらいました。

 ひととおり説明が終わったあと、お客様からこんなことを伺いました。「前回話を聞いた時にはほとんどITILのことを知らなかったけど、興味本位でITILに関する書物を読んでみた。そこで感じたのが、今の情報システム部にとって必要なのはコレだと。今までの細かい活動がすべて活字になっていて、なおかつわかりやすく記述されている。ITILは情報システム部で働いている我々にとっては教科書のようなものだ。ITILを実装することによって、社内の従業員に情報システム部の存在価値をアピールできるのではないかと思う」と。こうやって活字にしてしまうと嘘っぽく聞こえてしまいますが本当のことなのです。その時にITILのすごさを身をもって感じました。

 この頃から日本でのITILの認知度が向上してきました。ITILの認知度が上昇カーブを描き始めたタイミングと同時にCAはITILを専門に担当する部隊を組織化し、ITILに特化したプリセールス・アセスメント・インプリメンテーション、コンサルティングなどの事業を開始しました。また、ITサービスマネジメント製品群もさらに充実させ、皆さんのIT環境が円滑に、そして最適な状態で運用できるようお手伝いする準備を整えました。なので、何か困ったことがあったらいつでも声をかけてください。

 さて、先ほどからITILという言葉が出ていますが、このページを読んでくださっている皆さんの中にはITILをご存じない方もいらっしゃるかもしれませんので、ITILとは何かということを簡単に説明したいと思います。

 ITIL(IT Infrastructure Library)とは、英国政府機関で作成されたITサービス管理のベストプラクティスを集めたガイドブックです。ITILは現在7つの書籍が存在し、特に注目されているのは日々の運用業務について記述したサービスサポートと中長期的なマネジメントプロセスを記載したサービスデリバリからなるサービスマネジメントとなります。

 ITIL実装における目標は「ビジネスおよびその顧客の現在と将来のニーズに一致したITサービスの提供」「ITサービスの品質を向上」「ITサービス提供の長期的なコストの削減」の3つです。

 これら3つの目標を実現するとどのような効果が生まれるのでしょうか?

 まず1つ目の「ビジネスおよびその顧客の現在と将来のニーズに一致したITサービスの提供」です。昨今、驚くほどの速度で加速・変化するビジネスに対してITサービスが遅れをとることは許されません。ビジネスを進めていく上で、ITサービスがボトルネックにならないよう変化に対応し、ビジネスが円滑に進むことを支援することが可能になります。

 2つ目の「ITサービスの品質を向上」です。こちらは説明する必要ないですよね。顧客満足度向上を目指すには不可欠な項目です。

 そして3つ目の「ITサービス提供の長期的なコストの削減」です。こちらは今だけではなく、将来も見据えてITサービスの効率化やナレッジの蓄積などにより、長期的なコスト削減を可能にするということです。

 CAはITIL、そして我々のソフトウェアを使い、皆さんのビジネスが円滑に進むよう「ITとビジネスの融合」を目指して活動しています。

 ここまで読んでいただいてコンピュータ・アソシエイツのこと、そしてITILの概略の部分を少し理解していただけたでしょうか。次回からはITILを取り巻く環境や、CAが取り組んでいるITILについての内容をお話したいと思います。

(榎本 浩)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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