ITILセミナ-

itil 2006-04-21 17:13:59

ITサービスマネジメントの領域に関連する話題が昨年末から急展開を見せています。必然的に、ITILを取り巻く状況も急激な変化を見せているので、だいぶ様子が変わってきました。

まず、ITサービスの戦術的プロセスと運用的プロセスを中心としたITIL(Information Technology Infrastructure library)の改訂が行われることになり、現在それぞれの著者が決定したというところですね。しかしながら、前に案内した内容と、ITIL Version3の見えてきた内容はがらりと変わっているといった状況です。構成が大幅に変わり、サービスマネジメントのライフサイクルに注目した流れとなるようです。プロジェクトの中心的なチーム・マシンによって推進されています。この主な改訂の中には、ガバナンスの面からの取り組みを考慮することが宣言されています。

ガバナンスの関連では、日本版SOX法への取り組みもクローズアップされてきています。また、これらの国際的な推進方向は、ITILの関連規格である、BS 15000を基本として適合性の認証が実施されていましたが、昨年末に、正式にISO/IEC 20000が発行されました。18ヵ月後から効力を発揮することと、BS 15000の認証登録が引き続き有効であることが確認されました。

これに伴い、ITILを推進してきた企業や組織が認証を取得するケースが増加することが考えられます。ITサービスマネジメントとビジネスそれ自体との関連を把握し、戦略を提示すること、その戦略に準じたマネジメントを推進するための戦術の選択、それを導入し実施するための運用面のアプローチという、一連のライフサイクルを捉えていくことになります。BIP0005日本語版「マネージャのためのITサービスマネージメント・ガイド」の出版を記念して、4月26日にBSi主催でセミナが実施されます。すでに満員になっていますが、「ITサービスマネジメントとITIL」ということで私も講演予定です。

ITサービスが、単に企業の業務効率の改善や生産効率の向上といった、企業業績や業務に関連したものではなく、企業の経営の根幹にかかわる部分まで適用範囲が広がってきているのです。

このような中、昨年の来日で好評を博したCAのITIL専任ブライアン・ジョンソンの来日が決定しました。5月16日にセミナーを実施することになりました。ITILの進展に中心的な役割を果たしてきた立場から、このような状況にどのように対応すべきかを、長年の経験と実績に基づいた助言と展望に、英国ジョークを交えたリラックスした話としてまとめてくれるでしょう。私もすごく楽しみにしています。

6月27日、28日はitSMFの第3回カンファレンスが開催されます。CAでは「ITガバナンス確立のための統合化と簡素化」と題した講演を実施することにしています。

詳細ならびにお申し込みはitSMFジャパンのサイトからお願いします。

それでは、セミナー会場でお会いできることを楽しみにしております。ご遠慮なくお声を掛けてください。

前田 隆

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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