ITILアット・ザ・ホワイトボード 

itil 2007-02-09 15:31:50

? ITIL 約3分クッキング ―

今回は、ITILの話ではなく、本当のインサイドの話をしましょう。

このブログも、そろそろ1年半になろうとしています。そんな中で、CNETネットワークスジャパンさんのZDNet Japanのビデオで AT THE WHITEBOARD を掲載していただくことになりました。内容は、ITILの概要レベルのものを、3分程度で簡単に説明したものを出したいということでした。

3分間というと、皆さんおなじみの時間ですね。気にならない程度に使える、ちょうどいい区分が3分間というわけです。ITILの中でも、ビジョンのチェックにこんな項目が設定されています。『そのビジョンは、3分間で説明でき、理解できるか』といった具合です。

これを、2本作成したいということでした。そこで、無い知恵を振り絞り、あれこれと考えてみました。ITILの中核部分は、サポートと、デリバリのプロセスだから、外す訳にはいかない。この説明だけだと、概要と導入部がないから、とりつきにくくなる。概要、導入というと、ITILが国際的であり、規格認証までつながっているということを、まず知っていただこう、とか・・・。

講習をしているときに、プロセスと組織の関連というか、階層の違いというのを把握する段階で、多くの人が混乱します。実体の無いプロセスと、実組織にプロセスを導入することが何を意味するか、通常業務の処理手順がプロセスではないということが理解できないと、日常実施していることを、プロセスに投影してしまうということによって、誤解が生じることが多いので、簡単にでも述べておく重要ポイントであるし・・・・・。

対象者は、webで検索してくる人だということを考えると、

・ITILについて、これから調査しようとしている方

・ITILについて基本的知識はあるが、整理してみたいという方

・ITILについて、もっと実践的な情報が無いか調べている方

・ITILと規格の認証を調べている方

・ITILがビジネスにどのように貢献するか知りたい方

などがいらっしゃると想定しました。その方々の入り口として、簡潔な情報を提供することを目的にしました。そこで、以下の焦点を絞ることにしました。

・3分間で、ITILの背景と規格を含んだフレームワークを把握していただく

・3分間で、サポートとデリバリの各プロセスの関係を把握していただく

軽くつまんでもらおうというイメージと、3分間という制約から、“3分クッキング”として“オードブル編”と“スープ編”という肩の凝らない感じで仮名をつけて、草案の原稿をお出ししたところ、“ITIL3分クッキング”でいこう!ということになってしまいました。ここからがまた、苦しいところで、タイトルに3分と入ってしまったので、3分程度にしなければならないという制約で、自分の首を閉めることになってしまいました。おかげで、推敲を重ねることができ、簡潔な内容にできたと思っています。

さて、ビデオ撮りでのお話に移りましょう。

まず、手順として、最初から最後まで通しで説明がありました。原稿を読んで時間をチェックして、段取りを決めます。全部の図を描いていると、3分では収まらないので、事前に主要部は記述しておき、解説しながら、キーワードを追加していくことにしました。図は2面ありましたので、“ホワイトボード返し”の技を使わせていただきました。

3分のビデオを撮るのに、リハーサルを1回やってから本番に入ります。まず1回撮影して、通しで確認してみます。初めてなのですから、まずいところが目立ちます。気を取り直し、ホワイトボードの図を修正して、2回目の撮影開始です。まずまずの出来でしたので、もう1本撮って、主要な図の部分をショット撮りして、オードブル編はOKです。

まず難しいのが、カメラ目線がなかなかできない、やはり“照れ”がありますね。カメラは2台撮影しています。1台は、私を常時狙っています。もう1台は、手元のペンで書く文字を追っています。このペンが、また、選択に気を使っているわけです。丸型のペン先だと、文字がよれ易いのですね。角型斜めカットのペン先のものを用意してあったのです。達筆とは言えない私の文字でも、少しは見易くなるという、優れものです。横線を引くときに、うねらなくていいですね。

続けて、2本目の“スープ編”に移ります。これは調子よく、リハーサル後の、1回目の撮影でかなりうまくできたつもりでした。調子がいいときには、何かが起きるものですね、2本目の撮影中には、アイスクリームを販売しに来た呼び込みのにぎやかな音声がバッチリと飛び込んで来ました。カメラマンさんものけぞるほどでした。ホワイトボードやペンもあるし、ごく普通の会議室での撮影ですから、スタジオのような防音などされていません。3分の撮影に、そんなに手間隙かけていられませんから、起こるべくしてという感もありますが、起こる時には起こるものです。取り直していると、今度は、救急車のサイレンが割り込んできました。インシデントがまたも発生ということになりました。と、なんだかんだとありましたが、3時間ほどの撮影時間で無事終了となりました。

スープ編では、キーワードの書き込みは、サポートは青ペンで、デリバリは赤ペンで記述するという小技を使ってみました。タイトルは、“ITIL 約3分クッキング”と約が追加されて決定となりました。ちなみに、オープニングの料理をしているのは、編集を担当された方の奥様だそうです。アップ前のレビューで拝見して、すばらしいオープニングにすっかり感激してしまいました。

それでは、本日のシェフのお勧め ITIL 約3分クッキング は、いかがでしょうか。

前田 隆

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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