人材重要

こまつ みつのり(Mitsunori Komatsu) 2008-03-24 22:42:12

去年の秋頃に「ビジョナリーカンパニー2」という本を図書館で予約していたのですが、なかなか順番が回ってこなくって、年を越してすっかり春めいてきた一週間前に、ようやく借りることができました(長かった…買えばよかった)。暇を見つけては読み進め、二周目も終わりかけてきたので、メモがてら感想的なものを書いてみたいと思います。

この本は「偉大な企業に進化した米国11社を調べ上げて、その進化の秘密に迫る」的な内容が盛り込まれています。いきなり秘密(というか目次のサブタイトル)を列挙すると…

- 第五水準のリーダーシップ

- 最初に人を選び、その後に目標を選ぶ

- 厳しい現実を直視する

- 針鼠の概念

- 規律の文化

- 促進剤としての技術

- 弾み車と悪循環

こんな感じになります。

これだけじゃ全然わからないですよね。続きは本屋さんで…

この本を読んで、最も衝撃を受けたのは、偉大な企業は「最初に人を選び、その後に目標を選ぶ」こと、でした。偉大な企業となった11社は「なにをやるべきか」という目的地を決める前に、「誰を選ぶか」を先に決めているのです。本の中では企業をバスにたとえ

適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、つぎにどこに向かうべきかを決めている

と書いています。

そしてその適切さは、「学歴や技能、専門知識、経験」などよりも「性格や労働観、基礎的な知能、目標達成の熱意、価値観」を指しているらしい。

人材重要。

この本を読みながら、全体を通して感じたのはこのことでした。

「厳しい現実を直視する」ことができる(しかし勝利への確信を失わない)のも、「針鼠の概念」に基づき、「情熱を持って取り組める&自社が世界一になれる&経済的原動力になるもの」に力を集中できるのも

、与えられた自由を効果的に用いながら自律した行動が取れるのも、「適切な人」を集めているから可能だよなぁと。

逆に言えば、「適切な人を集めれば良いだけの話でしょ?」とも言えますが、それはそれで(それこそが)難しい。

まぁ結局のところ、「自分の立場でどんな手が打てるか?」というところに思考が向かってしまったのですが、いまは焦らず、開発メンバーが着実に進化していけるよう(私も含め)試行錯誤するしかないかなぁと。ここでバーンと改革に走ってはいけないのは本書でもしっかり書かれている通りです(以前、私自身が失敗した通り、だったりもします…)。

必要なのは目を引く派手な行動ではなくて、各個人の着実な進化、なんですよねぇ。最近は周りの進化が目に見えてきて「いけるかも?」と感じることが多々あったりしますけど(浮かれちゃいかんいかん)。

と、最後は独り言みたいになっちゃったし特に締めも無くて恐縮ですが、本書は一読の価値有りです。おすすめ。

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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