仕事を楽しむには心身の健康があってこそ

前川賢治(Kenji Maekawa) 2008-05-30 19:24:47

 「身体が資本」とはよく言いますが、本当にそのとおりで、どこかがほんのちょっと不調でも集中力が欠けてしまうし、大きな病気や怪我をすれば仕事もできなくなっちゃう。

 最近では「心の病」も大きな問題になっていて、仕事や対人関係のストレスなどが原因となって、短期あるいは長期で休職する人も増えているとか。

 それでも、僕らサラリーマンには有給休暇や会社によっては休業補償もあるし、仕事は周りのスタッフがカバーしてくれるからまだいいけど、自営や派遣の人たちは即休業につながってしまうので、健康を維持し続けなければならないプレッシャーは大変だろうなぁと思いますね。

 ところで、人間ってのは強いストレスを受けると身体や心にガタがきちゃいますが、逆に仕事が楽しくて楽しくて仕方ない場合は、寝食を忘れて仕事に没頭してしまい、結局は不規則な生活に自ら突入してしまう、なんてことが少なからずある。

 とくにその傾向が強いのがソフトウェアのエンジニア。ソフトウェアって、ある意味ロジカルなパズルを解いていく作業なんで、一日中ディスプレイの前でプログラミングしてても脳が興奮状態にあるので不思議なことに全然疲れない。

 押し付けられた仕事は別としても、会社に寝袋を持ち込んで、食事は近所のコンビニで買ったおにぎりとカップラーメンの繰り返しで、何日も自宅に帰らずにひたすらプログラムを組むのって、周りからは苦痛そうに見えても、エンジニア本人にとってはそれなりに楽しいんだよね、これが。

 若い人には一回くらいは寝食を忘れるような仕事をしてもらいたいと思っているし、没頭したときの楽しさを自分が知っているからあんまり言えないんだけど、一方で度が過ぎると不規則な生活とバランスの悪い食事によって体調を崩してしまうので、マネージメント側で上手くコントロールしてやらないと大変なことになる。労務管理の問題ももちろんあるし。

 その意味では、エンジニア一人ひとりのスキルと頑張りに期待するようなスキームじゃなくて、チームとして成果を出すような仕組みのほうがいいんじゃないかと最近思い始めてきた。少数のスーパーエンジニアに任せておいたほうが仕事は早く終わることは確かだけど、特定の個人に負荷を集中させてしまえば彼らの健康を損ねる可能性もあるから、一見すると非効率に思えてもチームとして作業したほうがお互いのリスクが少なくなる。

 かくしてマネージャには、部下の健康に配慮しつつ、部下に仕事の楽しみを味あわせつつ、プロジェクトの成果をきちんと出していかねばならないというストレスが加わるわけです。

 ところで困ったことに、こうやって部下の健康の心配をしている間に、自分自身の健康に対してドクターからイエローカードを出されてしまった。まぁ前から何度も注意されていたので、放っておいた自分が悪い。ドクター曰く相当の節制をしないとだめとのことで、生活パターンを根本的に「どげんかせんといかん」な状態。いやホント、困った困った。

 読者の皆さんも「自分だけは」と過信せずに健康には気をつけてください。

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前川@ドリーム・アーツ

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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