その43:アニメーション2 ~Qavimator で応用~

大槻透世二(Toyoji Ohtsuki) 2008-11-13 17:30:09

前回は、いよいよ、Qavimator でアニメーションを一から作成し、保存した。今回は、それを実際に操作し解説していこう。

さて、その前にアニメーションを作成するときに大事なステップは、

1.アニメーションの“長さをイメージ”する
2.アニメーションの“中心ポーズを切り分ける“

の二つだった。

前回は、1の「どどん波」アニメーションの長さを1秒と決めた。
次は、2の「中心ポーズを切り分ける」。ところだ。

今回の「どどん波」に当てはめればこうだ。

1.長さ ・・・ 1秒ほど
2.中心ポーズ・・・「体で踏ん張って、右手を前に出す」ポーズ

それでは2のポーズを作成していこう。

※以前の「Second Life新世界的ものづくりのススメ 」
その1~37は下記URにて楽しめます。
こちらもどうぞご覧ください!
http://japan.zdnet.com/sp/feature/07sp0040/

b)操作方法

2.中心ポーズ・・・「体で踏ん張って、右手を前に出す」ポーズ

さて、それでは、具体的にポーズを作ろう。
マウスを使って、2の画面視点を斜めにしたり、ズームインしたりズームアウトをしよう。
これも、セカンドライフと基本操作は似通わせてある。つまり、

「Alt」・・・ズームイン&アウト、横回転
「Ctrl」・・・アバターを中心として円回転

となる。
ただ、セカンドライフとの操作の違いは、
セカンドライフのワールド内での「Alt」「Ctrl」は基本的に押し続けたままでズーム、視点変更するのだが、このソフトでは、1回押すと、そのモードになるので、少し戸惑うかもしれない。そこだけ注意しよう。

それでは、「体で踏ん張って、右手を前に出す」ポーズを何フレーム目に作ろうか。

ここでは25フレーム目にそのポーズを作ろう。下図のよう赤丸部分を右に動かして、赤縦棒を右の方に持ってくる。そしてポーズを作成しよう。

sl_43_01.png

それではまず、下図を見てもらいたい。体の全体像だ。

sl_43_02.png

体の各部分を曲げるときに、例えば、肘や膝など関節部分を中心として、体は回転するようになっている。

上図の右下にある図は、Hip(尻)部分をクリックするとその部分がハイライトし、XYZ回転軸の中心点が赤丸で表示されている。

その中心点が、体の中心をHead(頭), Neck(首) , Chest(胸), Abdoment(腹)、Hip(尻)の5つが存在し、体の右半身にrCollar(鎖骨) 、rShldr(肩)、rForeArm(前腕)、rHand(手首)、rThigh(太腿)、rShin(すね)、rFoot(足首)、と7つの中心点が存在する。左半身にはLeft の小文字「l 」が頭について、また7つの中心点が存在する。(上図の青丸部分)すべての回転はこの18コの中心点に従って回転する。

以上をふまえて「右手を前に出すポーズ」を作っていこう。

1.「体を左に向かせる」

まず、下図のように体全体を左側に向かせるには

sl_43_03.png

下図のように設定しよう。

sl_43_04.png

1.中心にいるアバターのHip 部分を選択して(選択部分の色が変わる)
2.右の「Y Rotation」部分を100に設定する。

するとアバターが左を向く。

ちなみに、「hip部分」は体全体を動かすことができる重要なパーツだ。これは重要な点なので覚えておいて欲しい。他の部分は単に体の関節を曲げるだけだが、Hip部分は、体を上下に動かしたり、回転させる、重要パーツとなっている。

2.腰を低くし、少し前に突き出す。

完成形のポーズは、右手を突き出し、少し腰を低くして右膝を前に出している。
そこで、ここでは、Hip部分を下図の赤枠のように操作しよう。

X Rotation 「0」を「18」にすることによって右膝を前に出している状態は腰は前傾姿勢になる。
Y Rotation 「0」を「50」にはすでに体を左に向かせている。

Y Position 「43.5285」を「35」にして腰を低くし、
Z Position 「0」を「10」にして少し腰を前に突き出す。

sl_43_05.png

このように、Hip部分の回転、上下移動によって、
腰が低くなり、前に突き出るようになる。

3.その他の体の角度を合わせる

その他は、下図の数値に従って設定していけば、
完成ポーズとなる。

sl_43_06.png

sl_43_07.png

sl_43_08.png

さて、以上で「どどん波」の完成だ。

設計図を作り、中心となるポーズを決め、
そのポーズを何フレーム目に作るかを決め、
体の各部分の関節を曲げる。

それだけだ。

あとは1フレーム目と24フレーム目の間は自動的に体の動きを補完してくれる。なんとも便利なものだ。必要なのは、24フレーム目のポーズだけなのだ。

しかし、かなり根気の必要な作業には間違いない。
今回中心となるポーズ「キーポーズ」が1つだけだったが、
次は「キーポーズ」が二つの場合のアニメーションを作ってみよう。

次はいよいよ「かめはめ波」を作ってみよう。
さらに、そのほかのQavimatorの機能も少しだけ紹介していこう。

それでは、次回もお楽しみに。

※以前の「Second Life新世界的ものづくりのススメ 」
その1~37は下記URにて楽しめます。
こちらもどうぞご覧ください!
http://japan.zdnet.com/sp/feature/07sp0040/

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