アップルはなぜインテルへの移行を決断したのか

opensource 2005-06-10 22:04:04

 本ブログのほかの著者もAppleのIntel採用について意見を述べたところで、わたしもこの決定がなぜ下されたのか、ひとこと言っておきたい。

 カギは「供給」にある。

 Appleの発表直後、CNBCのRon InsanaがSteve Jobsにインタビューを行い、その最後のあたりでJobsが話していたことをわたしは聞き逃さなかった。Jobsは、iPodおよびiTunesの成功について尋ねられていた。PC分野ではわずか3%のシェアを持つだけだったAppleが今や、両製品を擁して80%というマーケットシェアを獲得している。

 Jobsはインタビューで、次のような発言をしている。

 「われわれの製品が、あらゆる場所で山積みになっている。これは以前にはなかったことで、みんなとても興奮している」

 製品の供給量が乏しい、あるいは単に価格が高価だという理由で、Appleはこれまでどれほど損をしてきただろう。MotorolaもIBMも、Appleが必要な分量を適正な価格で供給できた試しがなく、同社はDellやHewlett-PackardといったWinTel系サプライヤーに対し、羨望にも似たいらだちを感じていた。

 だが、iPodがすべてを変えた。すぐれた製品を手に入れた今、消費者の関心を薄れさせないためにも、迅速に製品を市場に投入していかなければならない。IBMはそうしてAppleをサポートすることができなかったが、Intelなら可能というわけだ。

 深読みと言えなくもないが、Jobsの言葉は慎重に検討する必要がある。Jobsは多くは語らなかったし、語った多くは他愛もないおしゃべりだったのだから。

 この辺で締めくくろうと思うが、最後に質問を。もし、店の棚に積まれたApple製品がWindowsPCと同じ価格だったら、あるいは多少安かったら、あなたはそれを買うだろうか?

 少し様子を見てみるとしよう。

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

SpecialPR