オープンソースのリスクは今や保険適用範囲内

opensource 2005-08-17 14:52:05

 ばからしく聞こえるかもしれないが、オープンソースソフトウェアが抱える知的財産関連のリスクに対して、ロンドンのLloyd'sが損害補償を引き受けようとしているそうだ。

 この話題の重要性を理解するためには、保険ビジネスがどのように機能しているかを考えてみればよい。保険は本来、予測不能な事柄にかけられるものだ。医療保険は実際には保険ではなく、貯蓄の一種である。病気になること(あるいは、そうならないために何らかの医薬品を処方すること)は予測できるので、あらかじめコストを算出し、それを分担しておけるというわけだ。

 ホンモノの保険はしかし、これとは異なる働きをする。Lloyd'sが扱っているようなホンモノの保険は、ある意味ギャンブルなのである。そこでは資金のプールが作られ、それぞれリスクが割り当てられる。保険適用期間内に何事も起こらなければ、投資家は元金の払い戻しを受けられるばかりか、元金に対する利息や、期間中に生まれたあらゆる投資利益を得られる(逆に言うと、リスクは無限に存在しているということになるが)。

 すなわち、Lloyd'sが保険を引き受けるからには、任意の保険適用対象が抱える損失の可能性はごく低くなければならないはずなのである。

 法廷でさまざまに反証されてきたにもかかわらず、オープンソースソフトウェアにはリスクがつきものという考えを企業に吹き込む輩がまだ存在しているようだ。そこで本日のポイント。賢明な資金運用をする人々は、そうしたリスクはほんとうは非常に低いことに気づいている。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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