選挙用ソフトウェアはオープンソースであるべきか否か、それが問題だ

opensource 2005-09-22 19:54:21

 今日は、あなたのオープンソース概念への傾倒度合いを見極め、ついでに楽しい週末を過ごせるような質問をぶつけてみたい。

 あらゆる選挙用ソフトウェアは、オープンソースであるべきだろうか?

 わたしがこんな質問をしているのは、ここ3年ばかり、自宅のあるジョージア州の選挙で、いったいだれが選ばれようとしているのかさっぱり把握することができないからだ。書面監査証跡は開示されないし、選挙用ソフトウェアは完全に“クローズド”ソースなのである。いつもだれが勝ったという結論だけ知らされて、得票数は新聞に掲載されるものの、その正当性を確認する手だてはない。

 ここでいう選挙用ソフトウェアとは、投票機を動作させ、得票数を選挙事務所に配信し、それらを集計するソフトウェアのことだ。さあこのソフトウェア、オープンソースとクローズドソース、どちらであるべきだと思う?

 わたしが住むジョージア州では、2002年にDiebold Corpと締結した契約の下で選挙が行われる。同社は、Microsoft Windows上で稼働する「GEMS」プログラムを利用しており、これは前述のとおり、完全なクローズドソースとなっている。そう、何が起こっているのか、わたしには思いもつかないわけだ。

 この契約に署名したのは、当時の州務長官で現在は知事候補のCathy Coxである。州選挙管理委員会は賢明にも、Coxから選挙に関する全権限を剥奪し、選挙に関連するプレスリリースや公式文書から同氏の名前を削除している。

 Coxも次の選挙では、わたしが感じているモヤモヤ感を理解できるのではないだろうか。

 だが、それでは遅すぎるのだ。

 だからこそ、ここで一歩退いて考えなければならない。選挙用ソフトウェアは、はたしてオープンソースであるべきなのか、あるいはクローズドソースであるべきなのか? オープンソースであるべきなら、それはどの程度オープンであればよいのか? そもそも、選挙民が選挙の経緯を知り得てよいものだろうか? 経緯が公開された場合、ハッカーが選挙プロセスを簡単に操作できるという状況に陥らないだろうか? それとも、現在クローズドソースを用いているのは、ハッカーがそうした行為を行う可能性がすでに十分高いからなのか?

 じっくり考えて、ぜひともわくわくするような週末を過ごしていただきたいものだ。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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