オープンソース版リモート管理ソフトウェア

opensource 2005-11-08 13:00:07

 ユーザーにリモートサポートを提供する余裕があるほどの大企業ならば、多額の予算を割いてサービスをさらに拡充させることもできると考えるのがふつうだ。

 こうした考えをScott Bestが変えようとしている。Bestが経営するEchogent Systemsは、ファイアウォール経由でリモート管理を実現するサーバおよびクライアントソフトウェアの複合製品「EchoWare Remote Support System」をリリースしている。

 EchogentのソフトウェアはBSDライセンスの一種に準拠しているので、オープンソースではないパッケージ製品にも組み込むことが可能だと、Bestは話している。同氏によれば、Echogentは同システムをリリースした2005年3月以来、有料製品を利用する顧客を100名確保しているという。そうした顧客は、ほとんが口コミ(あるいは“ネットコミ”)で集まってきたのだそうだ。

「これまで話を聞いた人々はみな、小規模な事業拠点にリモートサポートを提供したいと口にしていた。彼らは月々の利用料がかからない低コストなソフトウェアを求めており、当社がリリースしたのはまさにそうした製品である。これは、コードを登録すれば好きに利用できるというものだ」(Best)

 Bestは、同社のアプローチは大企業にとってもメリットがあると言う。「わたしたちの顧客は、当社が今後も継続的にサービスを提供することを当てにはしていない。仲介サーバを利用するリモートシステムが多数存在しており、そうした中でユーザーが期待するのベンダーの存続である。一方当社のソフトウェアは、仲介役を必要としない。サポートプロバイダーがすべての必要なソリューションを提供しているのだ」(Best)

 多くの小規模なオープンソースプロジェクトと同様、EchogentもBestが率いる小さなチームによって立ち上げられた。「わたしはソフトウェアの上位レベルの設計を担当した。あとは、専任で仕事をしている者が1人と、短期契約スタッフが2名いるばかりという、ほんとうにちっぽけなチームだ」(Best)

 Bestの名に聞き覚えがあっても不思議ではないだろう。同氏は、高パフォーマンスな回路やコンピュータシステムの特許を複数所有しており、KaboodleやLEAF、VNCといったプロジェクトにも大きな貢献をしている人物である。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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