B・ペレンスが描くバラ色の未来

opensource 2005-12-22 20:23:09

 オープンソース界の大物Bruce Perensが、自身のブログで2006年を占った。同氏がのぞき込んだ水晶玉には、どうやらバラ色の未来が映っていたようである。

 Perensいわく、閉鎖的なネットワークはインターネットに取って代わられ、JavaやPHPが衰退し、Linuxの家庭利用に再び脚光が当たるという。なんともはや、すばらしい。

 わたしもそんな風に楽天的になりたいものだ。夜もぐっすり眠れるだろうに。Perensの予測は、すぐれた技術が勝利を収め、そうした技術を自分の都合に合わせて「食い物にする」者はいないという、実に前向きな前提に基づいているのである。

 だが、Perensの予測が2006年にすべて実現するかどうか、少なくともわたしにはわからない。Verizonなどの携帯キャリアは、ユーザーができることを決定し、またコンテンツプロバイダーのそうした特権の行使に課金して、ネットワークの囲い込みを続けているが、今度はDSLプロバイダーのBellsが、一般のインターネットで同じことを始めようとしている。Perensはこうした脅威に言及していないが、携帯キャリアとDSLプロバイダーは、おおまかに言って同じ人種であることを忘れてはいけない。

 Perensの楽観主義は世界をも視野に入れているが、わたし自身は今年は一度も海外へ出かけなかった。Perensのブログを読むと、中国のチップメーカーがLinuxを電話に搭載しようとしているだとか、東京の電車内で利用したい機能とロサンゼルスの交通渋滞のただなかで利用したい機能には違いがあるだとかいうことが、すぐにわかる。

 残念ながら、わたしの視点はもっぱら米国中心だ。そしてその米国は、オープンソースに対する抵抗が最も強い国で、主要な組織間でもこうした抵抗感は根強い。こんなふうに決めつけると、オープンソースの原則に敵対的であるために、来年アメリカが世界のほかの国々にますます遅れを取ると考えているように思われるだろうが、かまうものか。

 実際、わたしはそうなることを望んでいるのだから。

(Dana Blankenhorn)

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