「Google Pack」とマイクロソフトのビミョウな力関係

opensource 2006-01-10 18:33:01

 米国時間6日、Googleの共同創業者Larry PageがConsumer Electronics Show(CES)において、「Google Pack」に関する発表を行った(いつものことだが、同社は発表前日、Wall Street Journal誌に「独占記事」を提供している)。同サービスにおいてオープンソースと関係するポイントは、2点ある。

 第一の(そして最も重要な)ポイントは、GoogleとMicrosoftが角を突き合わせているとしたForbes誌の報道は誤りだということ。GoogleはMicrosoftと競合していない。少なくとも、今はまだ。

 第二のポイントは、Googleは可能な部分ではオープンソースを利用しているが、これが徹底されていないということ。例えばGoogle Packには、「Adobe Acrobat」(「Reader」のみだが)や「Real Networks RealPlayer」の無償版(起動するたびに有償アップグレードを打診してくる)、無料の「Norton AntiVirus」(新しいPCに同梱されているタイプ)やLavaSoftの「AdAware」といった、(使い物にならない)数種のプロプライエタリプログラムが含まれている。

 それでも、同パッケージには多くのオープンソース製品が入っている。インスタントメッセージングクライアント「Trillian」やウェブブラウザ「Firefox」がその一例だ。もちろん、「Picasa」「Desktop」「Earth」「Toolbar」「Google Talk」などのあらゆるGoogle製品も健在である(Google Talkについては、特許をめぐって訴訟が提起されている。ただし提訴しているのは、単に特許を所有しているだけで何も生産せず、モノを創り出す人々を訴えて回っている企業だ)。また、当たり前のことだが、これらはすべて1度のダウンロードで入手できる。

 Googleは無料デスクトップソフトウェアのユーティリティプロバイダーになろうとしているが、ここで問題となるのは同社自身が運用しているライセンス体系だ。何らかの不都合が生まれたりはしないのだろうか?

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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