オープンソースDRMに必要性はあるのか

opensource 2006-03-10 19:04:38

 Sunが「Project DReaM」というプロジェクトを発表した(おかしな部分が大文字になっているのは意図的なもの)。デジタル権利管理(DRM)のオープンソース版を作ろうというのである。

 冷笑的な物言いになるが、これはどう考えてもオープンソースなどではない。Sunは、DRM分野に本格的に関わった経験はない。MicrosoftもAppleも独自のDRMを浸透させているし、SonyもDRMを運用しているが(だからこそ、CDでの不祥事が起こったわけだが)、Sunは違う。

 メディアサーバ、API、相互運用性フレームワークを含む一連の仕様は、Sunが設立した「Open Media Commons」において公開されている。こうした仕様に関しては、2005年8月にSunのCOOであるJonathan Schwartzが初めて口にしていたが、その全貌がわたしたちの眼前に現れたわけだ。

 ここで生まれるのは、これはほんとうに必要なのか、わたしたちが望んでいるものなのか、実際に利用されるのか、そもそもDRMというコンセプト自体がオープンソースと相容れるのかといった疑問だ。

 一方では、DRMの適用なしに著作権コンテンツの世界に参入するのは法的に不可能であり、著作権が保護される記事を執筆するライターという生業を持つわたしとしては、こちらに共感を感じてしかるべきだ。だが他方では、DRMの規則は一般的に曖昧で、わたし自身も購入したコンテンツを所有することに慣れている。ソフトウェアのようにライセンスの提供を受けるというのは、どうもなじめない。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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