オープンソース市場のリーダーはだれだ

opensource 2006-04-14 13:04:38

 Evans Dataが、オープンソース市場にはいまだにまとまりが見られないとする最新レポートを発表した。

 同レポートでは、大半のアナリストが概念としてのオープンソースについてほとんど知らないということを一貫して指摘している。

 オープンソースを支えているコンセプトは、トップダウンな階層構造を崩すということだ。ほんとうにすぐれた能力を持っており、市場牽引力のあるプロジェクトで重要な役割を果たしている人物は、仕事に困らないばかりか、自分自身がまさに企業として機能するようになる。

 多くのオープンソース開発者が、こうしたことをようやく理解し始めた。数年前の彼らは、ただ仕事に就いているだけで満足していたが、今ではほんとうに価値のある仕事を探すようになっている(JBossは初めからこの手法を採用し、高額な報酬を提示して有能な開発者を獲得していった)。

 だが、次に起こるのは「一元化」ではなく、「分散化」だ。

 ご多分に漏れず、ソフトウェア開発においても80対20の法則が生きている。トップにいる人々が支配する世界なのだ。すなわち、オープンソース市場では、優秀なトップ技術者がほかのすべての技術者と同等の価値を持つことになる。このことを認識する人々が、ここへ来てやっと増えるようになった。

 Evansのレポートが導き出した結論と一部の調査結果を見ると、これがよりいっそう真実味を帯びてくるように思える。同社は400名の開発者にオープンソース界で最も活躍しているのはどの企業かと尋ね、これに対してRed Hat、IBM、Novell、Sunなどの名が挙がったという。しかし、彼らはほんとうのリーダーではない。単にプレスリリースを大量に出しているだけだ。

 ではいったい誰がリーダーなのだろうか。わたしはまだ答えが出せない。なにせ、戦いは始まったばかりなのだ。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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