オープンソースは米国製造業界の劣勢を挽回するか

opensource 2006-04-28 21:11:12

 米国は知的所有権で金を稼ぎ、途上国はオープンソースのメリットを享受しているという固定観念は、見直しが必要なのかもしれない。

 というのも、ますます多くの分野で、米国が他国に後れを取り始めているからだ。例えば、製造業がその好例である。今週わたしは、米国が競争力を取り戻すのにオープンソースがどうに役立つのかということに関して、2件のインタビューを行った。

 OpenMFGは、同社のERPスイートおよびレポート作成ツールに対する取り組みを促進するために、「Drupal」サイトを立ち上げている。最高経営責任者(CEO)を務めるNed Lilly氏は、「われわれは、まだ他社があまり手を付けていない、問題調査システムのオープンソース化を試みている」と話す。

 オープン化のレベルは、その概念を解釈する人の数だけ存在することから、同氏のこの発言は気に留めておく必要がある。無料という意味でのオープン、ライセンス不要という意味でのオープン、透明性という意味でのオープンと、いろいろあるわけだ。どの場合でも、そうでない場合と比べてオープン性が高いと言える。透明性の高い開発という考え方にも、それにより実現されるのと同じくらいのオープン性が備わっている。

 一方、Telelogic SolutionsのシニアマネージャであるKurt Sand氏は、同社の「Eclipse Process Framework」に対する関与について話してくれた。

 ここでいう関与とは、同社が「Requirements-Driven Development」「Model Driven Architecture」「Enterprise Change Management」「Systems and Software Development」のコード開発に、文字通り積極的に関わり与したことを意味している。

 Sand氏は、その結果生まれるツールは「シンプルかつ完全かつ拡張的」なものになると話し、単にソフトウェア開発に有用なばかりでなく、「エンタープライズプロセス」全体で機能するシステムだと主張した。

 わたしたちは今、最善の選択をするリーダーの下、多くの人々があらゆる物事に協力して働く環境を目指して歩みを進めている。そうした環境が現れれば、米国の製造業界も再び勢いを取り戻すだろう。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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