オープンソース企業に欠けているもの、それは――

opensource 2006-06-28 19:56:18

 マーケティングだ。

 成功を収めているオープンソース企業でも、マーケティングには大きな予算を割いていない。

 だがこれは、自然なことであるし、避けられないことでもある。当の企業が扱う「製品」が無料である場合、マーケティングの効用は小さくなるからだ。したがって、Novellのようなマーケティングに投資をしているオープンソース企業は、しばしば疑惑の目で見られるのである。

 だからといって、オープンソース企業には、開発者とサポートスタッフとウェブ担当者しかいないというわけではない。

 わたしが動向を追いかけているオープンソース企業には、いわゆるコーポレートセールス職が今も残っている。企業顧客と面談してさまざまな話を聞き出す、リレーションマネージャーと呼ばれる肩書きを持つ人々が、オープンソース企業の土台を支えているのだ。

 オープンソース企業は、バグの修正やアップデートなどのサポートサービスを企業顧客に販売することで、売り上げの大半を稼いでいる。今年は、こうしたプロセスすべてを自動化するプロジェクトが、目玉的な存在になりそうだ。その好例が「Eclipse」である。

 ここで話題にしているのがオープンソースであることを忘れてはならない。つまり、そうした問題に対する解決策もまた、等しく人々と共有されるということだ。その結果、プログラマやウェブ担当者は増員され、セールスやマーケティングスタッフの必要性はさらに小さくなるのだろう。

悪くない傾向だと、わたしは思うのだが。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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