電話会社のVoIP阻止対策をかいくぐる、オープンソースSIPスタック

opensource 2006-08-08 21:44:37

 Solegyが、同社のSIPスタックをオープンソース化することを決めた。

 同社の現在の顧客には、Earthlinkも含まれている。Solegyのクライアントは、同社のSIPスタックを利用して、VoIPサービスを運用しているのだ。

 Solegyの社長であるStu Sleppin氏によると、同スタックは大容量のトラフィックを処理するために開発されたもので、今回のオープンソース化には、サービスプロバイダーに同社の他製品を購入してもらうきっかけを作る意図があるという。

「われわれは、音声通信以外にもSIPを活用できるアプリケーションは多々あるという前提に立って、ビジネスモデルを立ち上げた。こうした戦略を進めるために、まずは当のアプリケーションを製作するアプリケーション開発者を支援することにした。品質評価や課金、プレゼンスの把握といった、当社のプラットフォームの他製品と連係する機能を提供して、その販売促進を図っていきたい。今回の取り組みは、そうした機能を高い次元で抽象化するものだと言える」(Sleppin氏)

 Solegyの取り組みに関してわたしが最も興味を引かれたのは、同スタックが、VoIPトラフィックを阻止する電話会社のフィルタリング機能を回避するために、暗号化技術を取り入れている点だ。「ネットワーク事業者はVoIPを遮断しようと策を弄しているが、こうした試みがほかのスタックでも通用するとはかぎらない」(Sleppin氏)

「Mozilla Public License」に準拠する「OpenSIPStack」は、SIPFoundryが主体となって開発が進められている「sipX」および「reSIPprocate」や、その他の類似プロジェクトと競合するオープンソース製品となっている。この新たなプログラムが、一日も早くほかのオープンソースプロジェクトと連係すればよいのだが。

(Dana Blankenhorn)

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