オープンソースを牽引するのは政治か、それとも経済か

opensource 2007-02-22 21:15:12

 経済的な要因が開発の動機にならないときは、政治がその役割を果たす。Debianがよい例だ。

 これは、アマチュアがオープンソースプロジェクトを開発する際に、さらにはアマチュアがプロフェッショナルを統括する際にしばしば生じる、重大な問題だと思う。例えば、前述のDebianプロジェクトは現在、Anthony Towns氏に代わる新しいリーダーを探している。

 リーダー探しは、どうやら政治闘争に発展しそうだ。新版「Etch」のリリースがやはり政治的な理由で遅れていることを考えれば、なおさらである。

 経済上の目標を目指している人々は、政治闘争に好んで巻き込まれようとは思わない。反対にそうした目標を持たない人々は、政治闘争しかすることがない。アマチュアとプロフェッショナルなオープンソース企業の差異の根本は、こういった点にあるとわたしは考えている。

 さらには経済重視派が、最大限自由に企業を経営する権利や労働に見合う対価といった政治的課題を掲げていることで、両者の溝はいっそう深まっている。

 一部のオープンソース支持者が、キューバの共産主義政権がオープンソースに肩入れしているといった話題を嫌うのは、そのためだ。そんなイメージが定着してしまっては、経済的協力者を確保しにくくなることこのうえない。

 逆に言えば、保守主義者はキューバがDebianを採用するのを祈ればよいのである。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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