仮想化の流行とオープンソースの将来

opensource 2007-03-22 15:59:18

 XenSourceの最高技術責任者であり、創設者の1人でもあるSimon Crosby氏から、興味深い話を聞くことができた。同氏いわく、仮想化こそが次の時代の寵児であり、ムーアの法則によるメリットをあらゆる層のユーザーにもたらすものだという。

 これはオープンソースにも当てはまるのだろうか。XenSourceは、企業からサーバ運用者、一般ユーザーまで、幅広い層を対象にした製品を提供しているオープンソース企業だが、仮想化はコンピューティングの制御点を「仮想化器」に移す技術なので、必ずしもXenSourceがメリットを得られるとはかぎらないのではないか。

 Microsoftは、「Virtual Hard Drive(VHD)」と呼ばれる仮想化器を有している。VHDでアプリケーションを仮想化した場合でも、その環境は仮想化前と変わらず、Microsoftベースのソフトウェアがそうしたアプリケーションの空間を支配することになる。

 Crosby氏は、「仮想マシンを統括し、仮想マシン上で動作する付加価値の高いアプリケーションを提供することに意義を見出している」と語った。ちなみにXenSourceは、MicrosoftのVHDとVMWareの仮想技術の両方をサポートしている。

 同氏は、仮想化技術を市場に投入する方法はいくらでもあるとも言う。ソフトウェアやハードウェアとして提供したり、既存製品に組み込んだりするわけだ。また仮想化は、ソフトウェアの価格設定に関する昔ながらの考え方にも一石を投じた。だが実際には、ソフトウェアの価格は変わっていない。

 言い換えれば、これまでの力関係を逆転するかもしれない技術ということだが、それでも競争は続いていく。もっとも、仮想化技術の現在の活況を見ても、だれが勝者となり敗者となるのかはまだ予測すらできない。

(Dana Blankenhorn)

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