次に流行るものは?

soa 2005-07-21 20:02:32

 次に流行るのは何か。その答えは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)でも、オープンソースでも、サービスとしてのソフトウェアでもないと、SandHill.comのブログでMike Nevinsは語っている。同氏は、McKinsey & Companyの元マネージングパートナーで、同社ではGlobal High Tech Practice部門を率いていた。

 Nevinsは、「これら3つは、やがて行き詰まるだろう。その理由は単純だ。これらはどれも、エンタープライズソフトウェアの成長を阻む制約を解決できないからだ。この制約というのは、ソフトウェアベンダーにも少しは影響するけれども、最も影響を受けるのは顧客だ」と述べる。

 Nervinsの考えはこうだ。「企業顧客は、ソフトウェアベンダーにいつもがっかりさせられると文句を言う。だが、これらの失敗例をよく調べてみると、企業が自ら招いた結果であることがほとんどだ。企業顧客は、導入したソフトウェアを有効に活用するために、それまで自分たちが行ってきた業務の運用方法を変えようとしない。あるいは、新しいデータが利用できるようになっても、それについてしっかりと理解していないので、新しいデータに基づいて行動を起こすことができずにいる」

 こういうことを考えに入れて、彼は、「『次に流行る』のは、ソフトウェア、コンテンツ、サービスを組み合わせて、そこから出力される結果にも責任を持つソフトウェア企業だ」という結論を出している。

 その一例として、NervinsはZyme Solutionsを挙げている。同社の高度なソフトウェアプラットフォームは、データを収集し、それらを統合して、意思決定を支援するための数字をはじき出す。だが、同社はソフトウェアを売っているわけではない。同社が売るのはデータだ。世界中の顧客と契約を結び、彼らのデータをZymeのプラットフォームに流し込んでいる。そのデータを専門スタッフが編集する。これらの専門スタッフは、顧客のためにレポートやデータベースを作成し、それらのデータに基づいて顧客が意思決定と事業運営を改善する方法を、顧客と一緒に検討する」

 彼はこう結論付ける。「コンテンツ、ソフトウェア、サービスの強力な組み合わせは、今までのビジネスモデルとはかなり異なるものだ。そのうちに、ビジネスにとって最も貴重な資産は、企業が蓄える知識になるだろう。つまり、在庫やトレンドに関する『ハード』なデータや、それらのデータをどうやって効果的に使って良い結果を生み出すかという『ソフト』な知識が、これからの企業には求められるのだ」

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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