粗結合ビジネス時代の到来

soa 2005-09-26 21:45:59

 「粗結合のサービスを利用する、粗結合のビジネスの時代が来た」

 これは、今週フロリダ州オーランドで開催されている、Teradataの年次ユーザーグループ会議「PARTNERS」で主張されているメッセージの1つだ。この会議には、データマネジメント分野の大物が参加している。

 最も白熱したセッションの1つは、ノースゥェスタン大学のケロッグ経営大学院の教授Mohan Sawhneyによる、これからの時代に成功する組織が備えるべき特徴に関する講演だった。同氏の講演の要点は、最も効果的に運営される企業は、単なる製作者となるのではなく、前面に立つサービスブローカーが指揮する製作者集団のネットワークとなる企業であろうというものだ。

 Sawhneyは、この指揮者の役を果たしている企業として、モバイル電話会社を挙げ、「彼らは、自分たち自身では何もしない。ただ料金を徴収するだけだ」と皮肉った。同氏は、Ciscoもこの指揮者モデルに近いと述べる。「Cisco製品の85%は、Ciscoの従業員の手に触れることはない」(Sawhney)

 ビジネス自体が粗結合のコンポーネントに進化しているように、それらの活動を支えるシステムも同じように粗結合化している。「5年後には、アプリケーションの概念はすたれるだろう」とSawhney。「これらはすべてサービスになり、必要に応じて、結合、混合、適合、そして、再利用されるようになる。」(Sawhney)

 これまで長い間、プロセスと顧客を結びつけはするが、それ自体では何も生産しない「中身のない」企業が本当に存在できるのかどうか、さまざまな議論が取り交わされてきた。新しいテクノロジーのおかげで、以前は一列につながったサプライチェーンであったものが、現在では同期の取れたネットワークの形態になってきており、プロセスの可視性とコントロールがより実践しやすくなっている。

(Joe McKendrick)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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