“おしゃべり”する車がSOAベースに

soa 2006-01-26 17:57:38

 現代技術の脅威と言うほかないが、今日では、エアバッグの膨脹などを検知して、何か問題が発生した場合自動的に「自宅に電話をかける」自動車が存在している。また、「OnStar」サービスのテレビコマーシャルなどで耳にしたことがあるかもしれないが、車内にキーを忘れてドアを閉めてしまったとしても、陸地の反対側にいる修理業者にリモート操作で鍵を開けてもらうことも可能である(鍵穴をのぞき込み、針金ハンガーでドアの掛けがねを外そうと何時間も格闘するのは、ほんとうに骨が折れるものだ)。

 TechWebのLaurie Sullivanが報じたところによると、このOnStarサービスがその技術基盤をSOAに移行しようとしているという。General Motorsの完全所有子会社であるOnStarが提供する同サービスは、車載の音声システム/事象対応型通信プラットフォームで、2007年末までにすべてのGM車に搭載される予定だ。

 OnStarは2005年6月、新たなSOAベースアーキテクチャの考案に着手して、SOAに対する取り組みを開始していた。実装に関する詳細は明らかにされていないが、現在は、アプリケーションに搭載されている同サービスのソフトウェアビジネスルールを、再利用可能なコンポーネントから構成されるミドルウェア層に適用しているところだという。同社でOnStarサービスのアプリケーション開発およびサポートディレクターを務めるKathy Kayは、こうした戦略を採ることで、「異なる機能やビジネスプロセスをより容易に再利用できるようになる。諸機能を抽出して、個別のプロセスとすることができるだろう」と述べている。

 OnStarでは、「Emergency Services」「Vehicle Services」「Business Objects」「Billing」を手始めに、少なくとも7〜8個のアプリケーションプラットフォームをSOAミドルウェア層へ移行させる予定だ。これらのアプリケーションは、サービス業者への通話やリモートでの車両診断機能を動作させるために利用されている。

 願わくば、SOAを用いてタイヤのパンクも修理できるようになればよいのだが。

(Joe McKendrick)

 

 

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