ソフトウェア・エー・ジー、ウェブメソッドを買収――技術面ではなく地理面でのメリットが目的?

soa 2007-04-10 15:16:59

 米国時間4月5日、Software AGがwebMethodsを買収する意向であることを明らかにしたが、Macehiter Ward-DuttonのNeil Ward-Dutton氏はこれをきわめて効果的な戦略とはとらえていないようだ。

 同氏は、SOAおよびインテグレーション分野で活発な動きを見せ、思想的指導者としての立場を維持してきたwebMethodsに大手企業が食指を動かし、買収を試みたことは不思議でも何でもないと述べている。

 だが、同社に手を出したのがSoftware AGだったことには驚いたという。「Software AGは歴史のあるミドルウェア企業だが、卓越した業績を誇っているというわけではない」からだ。しかも、「Centrasite」(SOAレジストリ/レポジトリ)および「Crossvision」(BPM、ESB、レガシー統合、コンポジットアプリケーション開発)ラインを含むSoftware AGの現ポートフォリオは、webMethodsの提供製品と重複する部分が非常に多い。

 「製品や技術ばかりか、顧客まで見事にかぶっている現状を踏まえるに、両社の合併をうまくやりおおせるのは困難であると思う」(Ward-Dutton氏)

 それでは、総額5億4600万ドルにおよぶこのたびの契約には、どういった意義があるのだろうか。Ward-Dutton氏は、技術的というより地理的なメリットがあるのではと指摘した。ドイツに拠点を置くSoftware AGは、webMethodsの北米における高いプレゼンスとブランド認知度を求めたというのである。

 買収のきっかけとなったほんとうの要因は、だれにもわからない。多くの企業が、単に相手の顧客リストがほしいだとか、相手を競争の舞台から退場させたいだとかいう理由で、買収を行っている。地理的なメリットというのも、十分にありえそうな理由だ。もっともSoftware AG自身は、包括的でオープンなSOA移行を実現する第一歩と、このたびの買収を喧伝しているが。

(Joe McKendrick)

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