SOAのマジックナンバーはばかげた考え――業界の第一人者が反論

soa 2007-04-26 18:22:01

 前回のエントリで、運用するWebサービスの数が「50」を超えたら、ガバナンスやレジストリ、マネージメントといった体系的な視点を持ってきめ細やかな管理をすべきだという説を紹介したが、webMethodsのマーケティング副社長Miko Matsumura氏がこれに対して辛辣な意見を述べた。

 先のエントリにも記したとおり、TIBCOのRobert Meyer氏は最近のポッドキャストで、「企業が複数の開発チームを抱えるようになり、開発したサービスの数が50を超えると、SOAに対する取り組みはとたんに混乱し始めるものだ。略式の管理をするには、50件のサービスは多すぎる。Webサービスが50件に達した企業は、SOAガバナンスをしっかりと構築しないかぎり、SOAの恩恵にあずかることはもはや不可能になる」と話した。

 Matsumura氏によれば、50という閾値は「ばかげている」という。「サービスはそれぞれ異なるレベルの粒度で定義されており、したがって運用しているサービスの数が50以下であっても、一部の企業ではすぐにでもガバナンスを確立しなければならない。マジックナンバーなどというものを掲げるのは危険かつ不親切で、有り体に言えばばかげている」(Matsumura氏)

 同氏はさらに次のように続けた。

「運用しているサービスがビジネスにとって重要なものであるなら、早急にガバナンスを取り入れるべきだ。サービスの粒度や価値の高低(ミッションクリティカルであるかどうか)によっては、初めて運用したサービスからガバナンスを適用する場合もあるだろう」(Matsumura氏)

(Joe McKendrick)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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