SOAプロジェクトを通すには、一にビジネス、二に技術

soa 2007-09-27 17:38:43

 SOAがビジネスと深く結びついている、あるいは結びついている必要があることに、異論を唱える者はいないだろう。だが、これまで何度も指摘したように、SOAプロジェクトは基本的にITプロジェクトだと認識されているのが現状だ。SOAはしばしば、技術的な不備を補うものとして喧伝されてきたが、ビジネスを活性化させる点を強調したほうがよいのではないだろうか。

 「変人オタク」のあだ名を持つMike Kavis氏は、SOAをアピールする戦術には3種類あると話す。1つ目はSOAの技術面における利点を強調する戦術、2つ目はビジネス面を強調する戦術である。果たして3つ目の戦術では、ビジネス面および技術面双方のメリットを説いていくのだという。日常的にSOAを扱っているエンタープライズアーキテクトのKavis氏は、この3つ目の戦術を一押ししている。

 この戦術で行くなら、2つの段階を踏まなければならない。Kavis氏は先日投稿したブログ記事に、まず始めにビジネス面でのメリットを強調せよと書いた。ビジネス面でのメリットを十分に伝えたあとで、技術的なあれこれを語るのである。

 実際にKavis氏は、配下のチームとともに取り組んでいたプロジェクトで、つい最近もそうしたテクニックを使ったそうだ。「(最初は)経営陣にビジネスプロセス管理(BPM)の有効性を話し、それから、BPMツールとレガシー・システムを連係させるためにどれだけSOAが重要になるかを説明した。ホワイトボードにアーキテクチャの階層をいくつも描いたり、ESBとは何ぞや、MDM(Master Data Management)とは何ぞやと講釈をたれたり、WebサービスおよびJMSキューの仕組みを教えたりするより、こちらのほうがはるかに簡単だ。結果的に、ソフトウェアモジュールの違いを微に入り細に入り解説することなく、SOAプロジェクトに予算を回してもらえた」(Kavis氏)

 「5年間で8ケタのROIが期待できるBPMプロジェクトを実現するのはSOAだと知った経営陣は、それ以上の説明を一切求めてこなかった」(Kavis氏)

(Joe McKendrick)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

SpecialPR