ITバックログでSOAの成功度合いを測る

soa 2007-11-20 17:41:44

 Progress Softwareの最高技術責任者(CTO)であるHub Vandervoort氏が、SOAの成功度合いを測る単純かつ直接的な方法を教えてくれた。ITバックログのレベルを調べればよいという。先日開催された「InfoWorld Executive Forum」に先だって放送され、わたしが司会を務めたポッドキャストの中で、Vandervoort氏はこうしたアプローチについて語ってくれた。

 SOAを導入している企業では、ITリクエストのバックログが全体的に減少し始めると、同氏は指摘している。そうして企業は、プロジェクトサイクル期間を大幅に短縮し、社内における購買活動を一本化できるようになる。

 SOA導入の効果とROIを判断するのにITバックログの減少を基準にするとは、なかなかおもしろい。具体的には、当該の事業部門からのリクエスト到着率を調べ、収入の流れを分析し、再利用サイクル数を確認するのだと、同氏は話した。「バッチ処理の回数が減り、配信が滞ることも少なくなってきたら、それは再利用の実現およびアジリティの向上という野望に一歩近づいた証拠だ」(Vandervoort氏)

 これに加え、Vandervoort氏は、目の前にあるビジネス上の問題に「ピンポイントで焦点を当てる」ことも勧めた。

 同氏は、SOAを利用して自社の購買力をまとめ、年間4000万ドルのコスト削減に成功した企業を例に挙げている。同社のプロジェクトは「SOAプロジェクト」を標榜していたのではなく、購買を統合する取り組みとして進められたそうだ。同製造企業では、「136箇所のプラントが(実質的に)おのおの1企業として全原材料を購入していた」という。「この購買力が1つのサービスに統合され、現在は136社ではなく、ただ1社の購買者としてベンダーに認識されるようになった。これにより、同社は需要側のサプライチェーンで年間4000万ドルものコストを削減できた。SOAがこうした利益をもたらしたのである」(Vandervoort氏)

(Joe McKendrick)

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