SOA+Web 2.0=ビジネスIQアップ!?

soa 2008-01-30 17:18:17

 SOAとWeb 2.0という2つのアプローチが混じり合うことで、ビジネスインテリジェンスが「コラボレーションインテリジェンス」の様相を帯びてきた。

 有名作家のDon Tapscott氏や、Molson CanadaのビジネスインテリジェンスマネージャーであるKatrina Coyle氏、SAPのLothar Schubert氏などを招き、わたしが司会を務めた先日のウェブカンファレンスでは、これが話題の中心になった。

 1996年の著作「The Digital Economy: The Promise and Peril of Network Intelligence」で新境地を開き、最近は「Wikinomics: How Mass Collaboration Changes Everything」を共著したTapscott氏は、「Web 2.0とSOAはもの作りの新たなスタイルを築きつつある」と述べ、こうした新種のアプローチが、「何かを刷新し、決定し、協力する方法を、さらには企業が社会と関わっていく方法を変えようとしている」と語っている。

 同氏によれば、これはビジネスインテリジェンス/アナリティックスに対して深い意味を持つという。「これまでは、昔ながらのERPレポートシステムやMISを介し、限定的な方法で内部データにアクセスしていた」(Tapscott氏)が、今では社内だけでなく、インターネットからもそうしたデータを利用することができる。その結果、ビジネスインテリジェンスは「コラボレーションインテリジェンス」へ進化し始めていると、Tapscott氏は主張した。

 新しい方法で利用可能になったデータと、以前から企業内で利用されてきたデータを併用するのは、「かつてなく難しいチャレンジであると同時に、企業活動の中心にいる最重要関係者の動向を把握し、市場で成功するために知識を活用するチャンスでもある」と、Tapscott氏は話している。

 現代のエンドユーザーは、HTMLばかりでなく、XMLをも駆使してウェブ上での情報交換にいそしんでいる。「われわれは、複雑な計算が可能なプラットフォームを手に入れた。インターネットはある意味、だれでも好きなときにプログラムを作れる、巨大な国際的コンピュータなのだ」(Tapscott氏)

 MolsonのCoyle氏も、SOAが同氏の会社の競争能力を刷新し、移り変わりが早く、気まぐれといってもよい市場を勝ち抜く術を授けてくれたと述べる。「2007年にわれわれが経験したすばらしい出来事の1つに、SOAがあった。今日では、各部門が望むとおりの方法で情報を提供できる。(中略)電子メールでも、テキストでも、『BlackBerry』でも、ウィジェットでも、どんな形態でも対応可能だ。サプライチェーンのどこかで問題が起こっても、その情報をリアルタイムにサプライチェーン責任者へ発信できるのだ」(Coyle氏)

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