世界各地のセキュリティイベント

Richard Stiennon 2007-11-27 10:00:00

私は各地で行われるセキュリティイベントへ参加するために、膨大な時間を費やします。今日は、バンクーバーで行われているウエストコースト セキュリティフォーラム カンファレンス(The West Coast Security Forum conference in Vancouver)に足を運んでいます。 これらのイベントが素晴らしいのは、地域のIT関係者のために行われているからです。私は講演を一番楽しみにしていますが、多額の費用をかけて、イベントに出展しているベンダーのブースをのぞき見ることも、楽しみの一つとなっています。各ベンダーのイベント戦略には浮き沈みがあります。ある年には全てのイベントに参加し、そして翌年は全く参加しないということもあります。しかし、これらのイベントを見てまわることで本当に勉強になるのは、新興セキュリティ企業の創設者たちと顔を合わせられることです。

今週は、Cetacea という創設間もない企業の社長兼CTOを務める、ゲーリー マクイザック氏と面会しました。海洋生物学に精通している人なら、それが最高のネーミングであることが分かるでしょう。彼らが得意とするところは、実存するMIB(Management Information Base 管理情報データベース)のトラフィックをネットワークのモニタリングに使用する、優れたIDSにあります。この製品は、どれが“正常”なのかを判別するための、シンプルなアルゴリズムをいくつか搭載しており、疑わしいものがあれば警告を発することができます。彼らは、ネットワークへの攻撃を伝える、質の高いGUIの開発にはまだ至っていない段階にありますが、大規模なデータセンターは、追加の諸経費をかけずに膨大な量のデータフローを監視するために、この技術に興味を示すだろうと私は考えています。この製品の本当に良いところは、これまでで一番小さなLinuxコンピューターであるGumstix上で提供されることです。

これら各地で行われるセキュリティイベントに訪れることで、様々な新しいセキュリティ企業にめぐり合います(来年は南アフリカとオーストラリアが既に予定にはいっており、来週はイギリスのハートフォードシャーへ向かいます)。素晴らしいのは、これらが単なるドットコムブームに便乗するタイプの企業ではないことです。そこに参加する企業は、20 Worst VC Investments. (ベンチャーキャピタルによる最悪の投資ワースト20)のリストに載るようなことはないでしょう。これらの企業は、地域に根ざした企業として小さな成長を遂げ、よくある話としては買収されてしまいます。しかし、新しいアイデアと進歩はITセキュリティ業界の中に生き続けるのです。

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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