伝説の豪華食事が出た!?Google主催ディナーパーティーに参加

徳田浩司(Koji Tokuda) 2007-03-22 16:56:14

先月1年ぶりに日本出張したが、その後、非常に多忙が続き、しばらくご無沙汰してしまった。今週になりようやく落ち着き調子が戻ってきたので、エントリーを再開したいと思う。

観光客から人気のGoogleの豪華なレストラン

さて、今回はGoogleについてである。本社のレストランは豪華な食事が無料で食べ放題、ともっぱらの噂である。その話は日本にも伝わっていて、「今度、シリコンバレーに出張するから、そちらを訪問したい。ついてはレストランで食事をさせて欲しい。」、という観光客(出張といいながら仕事での訪問ではないので、観光目的である)からの申し込みがひっきりなしのようで、断るだけで大変な労力だという話を聞いた。Googleとは直接関係のない私のところにも、「Googleのレストランに連れて行ってほしい」という依頼があったこともあるぐらいなので、さぞかし、タダ飯を食べたい、と言う申し込みは、大変な数に上ることは想像に難くない。

もちろんシリコンバレーの住人の間でも、Googleのレストランの話は有名である。そもそもGoogle自体が宣伝したことがある。上場時の投資家への説明会で、レストランの名物シェフが登場し、栄養満点のメニューを紹介し、いかに社員の働く環境を重視しているか、アピールしたぐらいだ。日本人に限らず、シリコンバレーの住人でも、Googleのレストランに行ってみたいという希望者が多いのではないかと思う。昨日、それが伺える出来事があった。

ソフトウエアエンジニア向けのカンファレンスSDWestが開催

今週(3月19日〜23日)、SantaClaraのConventionCenterで、SDWest(Software Development)というソフトウエア開発者向けのカンファレンスが開催されている。そのカンファレンスのイベントの一つとしてGoogleスポンサーのディナーパーティーが開かれたのだ。私は、あるプロジェクトの関係で、出展していた企業の話を聞くため21日、展示会場に向かった。そのあとGoogle主催のパーティーがあるということを知り、ネットワーキング目的で参加することにしたのであるが、そこで大変なことを目撃したのである。

大人気のGoogleディナーパーティー

隣接するホテルの一室がパーティー会場だったのだが、そこに近づくと、部屋の外には、いかにもおたくっぽいシステムエンジニアらしき人たちであふれかえっていた。Googleへの関心が非常に高いことが伺えたが、Googleへ転職したいので社員に接触したいという下心か、うわさのリッチな社食を連想してなのか、とにかく大変な人の数だった。パンフレットにも「Fabulous Food」(驚くべき食事)を振舞うので、逃さず参加しよう!という宣伝文句であった。そのため、トータルで何百人、いや、千人近くいただろうか、ものすごい数の人が集まったのである。

身動きが取れないほどの人だかりだったのだが、開場と同時に、入口の手前で騒ぎが始まった。Googleのロゴ入りのTシャツを社員が配り始めたのだ。そこにいる人数を見ると、とても全員に渡りそうにないだろうと思われた。Tシャツもすごい人気で、入り口に向かって人が殺到してしまい、押し合いへし合いの状態になってしまった。何百枚か、かなりの数が用意されていたと思うが、みんな奪い合うように取っていき、あっと言う間になくなってしまった。シリコンバレーでは、年齢に限らず、冬でもTシャツ1枚というソフトウエアエンジニアは少なくない。あこがれの企業のロゴの入ったTシャツは、かっこいいのである。

部屋にはなかなか入れず、私が入れたのは開場から30分近く経過したころであろうか。ようやく中に入れたと思ったのだが、そこは日本の満員電車かと思うほどだった。かつて渋谷のディスコを借り切って開催されたビットバレー会場を思い出した。シリコンバレーでは、他人と触れ合う状態になることはまずなく、こんな混雑を経験したのは初めてだった。

ようやく豪華なご馳走がおいてあるはずのテーブルに近づいたものの、すでにそこはすっからかんで何もなかった。そのため、殺気づいていて、食べ物を横取りされたと、中国人と黒人との間で、喧嘩が始まったぐらいであった。大量に用意されていたのだと思うのだが、予想をはるかに上回る人数が集まってしまい、ほとんどの人はまともにご馳走にありつけなかったのである。触れ込みの豪華なご馳走は、幻だったのである。Fabulousには、「伝説の」とか「架空の」という意味もあり、実はそっちの意味だったのかと、一人で納得してしまった。

優秀な人材集めに走るGoogle

さて、このパーティーだが、Googleが何の目的でスポンサーになったのか。豪華な食事が振舞われる社食に行ってみたいという要望を少しでも緩和することもあっただろうが、むしろ、Google社員との接触する場を設けるためであったのだろう。SDWestは、通常のカンファレンスとは異なりどちらかというとセミナーである。新しい開発手法やツールなどについての講義やディスカッションを行うのが主体で、向上心の強いシステムエンジニアが集まる。Googleは盛んに優秀なシステムエンジニアを集めていると聞く。これは、シリコンバレーのみならず、全米から集まったシステムエンジニアがGoogleの社員と触れ合うことのできる場所で、優秀なエンジニアのリクルート会場だったのだろう。セッションでも、Googleのエンジニアが講師となり、ソフトウエアエンジニアを対象として、「どうやったらシリコンバレー企業の面接に受かるのか?」という講義も開催されるほどで、優秀な人材のリクルートに対し、なみなみならぬ意欲を感じたほどだ。もっともパーティーは予想外の混雑状態で、ほとんどネットワーキングできるどころの話ではなかったのだが。とにかく、人の集め方は尋常ではなく、日本も含めて、優秀な学生を世界中から青田買いするなどの動きもあり、激しい。世界中のエンジニアもグーグルに殺到する。今回のパーティーを通じて、グーグル優位は変わらないどころか、ますます独走してしまうのかと実感した。

(徳田浩司 koji.tokuda at www.fusion-reactor.biz

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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