Windowsだって使えないと困るので

鶴田展之(Nobuyuki Tsuruta) 2007-12-18 21:27:03

個人的にはすべての仕事をMac OS Xだけでやりたいぐらいなのだが、どうしてもWindowsが必要になる局面というのも多々ある。Web系のシステム開発ではInternet Explorerによる動作検証は欠かせないし、某銀行のオンラインバンキングもIE6にしか対応していなかったりする。(IE7でも一応使えるが不具合頻発orz。)また、「会計・給与・販売管理の統合パッケージ」も、Mac OS X版で実績のあるソフトはほとんど無いに等しい。

そこで大きな力を発揮するのが、Leopardから正式にMac OS Xのひとつの機能として搭載された「Boot Camp」、そして「Parallels Desktop」や「VMWare Fusion」のような仮想化ソフトウェアである。ユーザとしてはMac上でWindowsも使える手立てがたくさんあって大助かりなのだが、ここで問題なのは「じゃあ、一体どれが一番いいの?」ということだ。

まず、実行速度の面では、これはもう文句無しにBoot Campが一番速い。ハードウェア上でなんのエミュレーションも介さずネイティブに動作するのだから、速くて当たり前である。ただ、ParallelsやVMWareが遅いかと言うと、決してそんなことはない。Windows Vistaは使っていないのでどうか知らないが、XPを動かす限りでは全然不満の無い速度で使える。これはインテルのVT-xテクノロジなどのおかげでオーバーヘッドの少ない仮想化が実現できるようになったからであり、MacがPowerPCからIntelにスイッチしてくれたことによる大きな恩恵のひとつでもある。速度面で大差が無いとなると、OSの切り替えにいちいち再起動が必要になるBoot Campはちょっと面倒だ。

一方で、ParallelsやVMWareのような仮想化ソフトウェアにも心配なことはある。通常、これらのエミュレータはデータを保存するストレージも仮想的なデバイスとして扱う。ひらたく言えば、Windowsからハードディスクドライブに見えるものは、Mac OS X上ではひとつのディスクイメージファイルに過ぎないのである。私がビビリなだけかもしれないが、ファイルがひとつ壊れたらディスククラッシュと同じダメージ、というのは結構不安なものだ。

そこでオススメなのが、Boot Campと仮想化ソフトウェアの「いいとこどり」の構成。つまり、Boot CampでインストールしたWindowsを、仮想化ソフトから起動する方法である。ParallelsもVMWareも、ちゃんとBoot Campパーティションからの起動をサポートしているので、どちらを使っても生のハードディスクドライブを使ってWindowsを起動できる。再起動のストレスから解放されることを考えれば、ParallelsやVMWareを購入するコストなんて微々たるもんである。

仮想化ソフトを買うことにしたら、いよいよ「ParallelsとVMWare、どっちを買うべきか?」という核心について考えなければならないわけだが、これは私もまだ結論が出ていない。両方買って使っているのだが、それぞれにいいところがあって一概に「こっち!」とは言えないのである。

もうちょっと使い倒してみて、年明けぐらいに互いの長所短所をレポートすることにしよう。

約束ね。(←遅筆な自分にプレッシャーかけてみた)

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