RSSの洪水からどう逃れるか?コミュニティ型RSSリーダーのススメ

吉田健一(Kenichi Yoshida) 2007-06-14 01:32:53

 皆さんはブログやニュース等のRSSを、どうやって管理しているだろうか?

 RSSリーダーに登録してみるものの、毎日更新される記事の数が膨大になり読むのが追いつかない、なんてことがおきてないだろうか。はたまた、RSSリーダーに登録しなかった情報源は永遠に知ることもない、他の人はどんなブログを読んでいるんだろう、という漠然とした不安感もあるのではないだろうか?

 リアルコムは、先日のSoftware Innovation Laboの第一弾として、SocialfeedというRSSアグリゲーションのサービスを開始した。ポイントはその名の通り「Social」なRSSリーダーであることにある。今日はSocialfeedの内容を紹介してみたい。

■RSSリーダー版Amazon.com

 SocialFeedはいわゆるRSSリーダーである。登録してあるRSSフィードの新着記事が表示され、ブラウズすることができる。

sf.gif

 SocialFeedの特徴は、ユーザーの趣向や読んだ記事の履歴などから、ユーザーが読むべき記事を推薦するレコメンデーション機能にある。まさに、Amazon.comが自分の購買履歴に基づいて読むべき本を推薦するのと同じ考え方である。

 SocialFeedに参加すると、そのユーザーが読んでいる記事の履歴をもとに、同じような記事を読んでいるユーザーの集まりであるコミュニティが作られる。そして、コミュニティの中の他のユーザーが最近読んだ記事を「これがあなたが読むべき記事だ」と推薦してくれるわけである。

 これが結構面白い。「へぇ、こんなブログがあるんだ」と自分のしらなかったブログを見つけて、ついつい購読してしまう。まだまだβテスト段階なので、ユーザー数が少ないためか、必ずしも自分の興味に「ズバはまり!」というわけではないが、その分色々な記事が紹介されていて面白い。ついついいろんな記事をみてしまう。そう、Amazon.comに行くとついつい本をたくさん買ってしまうのと同じように...

■RSSが織り成す人と人のつながり

 また、同じような閲覧履歴の人がどんな人なのかが一覧されているのも面白い。 自分に近いユーザーを「My Friend」に登録することも可能だ。Friend同士であれば、お互いの購読リストや閲覧履歴が公開され、「へぇ、こんなブログよんでいるんだ」とまた、興味がわいていく。

 面白かった記事はAmazonの書評のようにコメントを記載することも可能。加えられたコメントは、他のユーザーからも見ることができる。また、是非見て欲しい記事はFriendに紹介することもできる。こうしてRSSがきっかけとなって、人と人とのコミュニケーションが深まっていく。いわばRSSを介した、SNSということもできるかもしれない。

 とにかくβサービスなので、まだまだ改善の余地はある。ただ、使ってみるとこれまでのRSSリーダーとはまったく違う、とっても魅力的な世界が待っている。そこにあるのはRSSではなく、人と人のネットワークなのである。

■エンタープライズに求められるRSSリーダーとは

 Socialfeedのウェブの世界でのビジネス展開はもちろん色々考えられるが、現時点では公開できない。

そこで、エンタープライズにおける活用を考えてみよう。

 例えば、Socialfeedを使って研究者やマーケター同士がお互いの社外の情報源を交換・共有しあうということは十分に価値がある。今日、業務に必要な情報ソースの多くが、インターネット経由であることは間違いない。何が必要かわかっていればGoogleで事足りるかもしれないが、どんなニュースが出ているのかをざっと流し読みするときにはSocial Feedは威力を発揮するだろう。

 また、そもそも社内の情報自体もRSSで配信されるようになりつつある。社内情報の流通をSocialFeedを介して行い、無駄なメールをなくすこともできるだろう。色々期待は尽きない。

 まずは是非使ってみていただきたい。購読や閲覧をガンガン行って、レコメンデーションの精度を高めるべく、使い倒してやってください。

 


 

吉田健一@リアルコム

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