サンフランシスコ発--Sun Microsystemsは米国時間26日、同社の「Java Enterprise System(JES)」を、Microsoftの「Windows」とHewlett-Packard(HP)の「HP-UX」の両OSに対応させると発表した。
JESは企業向けのミドルウェアスイートで、すでにSunの「Solaris 10」と「Red Hat Enterprise Linux」に対応している。WindowsとHP-UXのサポートについては、当初2005年第1四半期に実施される予定だった。
今回、SunはIBMの「AIX」のサポートを見送った。同社のJohn Loiacono(ソフトウェア担当エグゼクティブバイスプレジデント)は、「要求が多ければ、AIXにも対応させるが、今のところはそうした要望はあまりない」と当地で米国時間25日に開かれた記者会見で説明した。Sunはこれまで、WindowsやHP-UXと同時期に、AIXのサポートを開始するとしていた。
Sunは6種類のJESスイートを提供しているが、各パッケージには、アプリケーションサーバ、コラボレーションソフトウェア、アイデンティティ管理ソフトウェアが含まれている。
Sunでは同ソフトウェアの売れ行きに非常に満足していると、Loiaconoは述べた。
「加入者数が急増し、100万人に近づきつつある」とLoiacono。同氏によると、今回発表になるJESバージョン4は、実際には先週から提供可能となっているという。
Sunは、JESがサポートするOSの種類を増やすことで、Solaris以外のOSへの多角化を試みようとしている。同社はまず「Windows 2000」への対応から始めて、90日以内には「Windows Server 2003」にも対応させる予定だ。
また、Sunはデスクトップ用の「Java Desktop System」を、さらに多くのLinuxに対応させることも目指している。同社は、Linuxメーカー向けに「JDSパートナープログラム」を新しく用意し、GentooやYellow Dog、Red Hat、SUSEなどの各LinuxディストリビューションにもJava Desktop Systemを採用させたいと考えている。
Sunはこれまで、JDSについてSolarisに重点を置いた取り組みをしてきており、Linuxへの売り込みはしていなかった。
JDSには、デスクトップ環境の「GNOME」、生産性スイート「StarOffice」、ウェブブラウザ「Mozilla」、メール/カレンダークライアント「Evolution」、Javaアプリケーションを実行するための「Java 2 Platform Standard Edition」が含まれている。同社は25日に、Solaris、SUSE Linux、Sun Rayシンクライアントに対応するJDSの各バージョンを提供し始めた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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