SAP、新社屋内にアビームとアクセンチュアとの各共同プロジェクトルームを設置

怒賀新也 (編集部)

2012-04-26 19:36

 SAPジャパンは4月26日、コンサルティング会社のアクセンチュアとアビームコンサルティングの2社と、SAP新社屋内にそれぞれの共同プロジェクトルームを開設し、同日から運営を開始すると発表した。SAPはモビリティ、インメモリ、クラウドなど戦略的に注力する分野を、主要なコンサルティング企業と共同で強化する。

 SAPジャパンによると、ドイツ本社のSAPと米Accentureは既に米国で同様の取り組みをしていたため、それにならい名称を「アクセンチュア・SAPイノベーションセンター」とした。アクセンチュアがソリューション開発や顧客への提案活動を行い、SAPジャパンは製品や技術に関する最新情報を優先的にアクセンチュアに提供する。

 センター開設当初は、電力業界を対象にスマートシティの実現に必要なスマートメーターから収集されるデータ分析ソリューション「Smart Meter Analytics」を開発する。

 一方、アビームはSAPジャパンとの15年以上にわたる協業関係を基盤に専門組織を設立し、共同プロジェクトルームを設置する。アビームは既に、SAPのインメモリソフトウェアであるSAP HANAをいち早く社内に導入・テストする環境を整備した。SAP HANAに関する専門人員の育成を開始しており、アビームによると現在64人と国内最多のコンサルタントがいる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]