NRI、テキストマイニングソフトのAPIを提供--リアルタイム処理が可能に

山田竜司 (編集部)

2014-09-01 15:43

 野村総合研究所(NRI)は9月1日、テキスト解析ソフト「TRUE TELLER テキストマイニング」を、他のシステムと連携できるようにAPI化した「TRUE TELLERテキスト解析API」の提供を開始すると発表した。1コアあたり税別価格50万円で提供する。

 上記のAPI機能を利用すると、リアルタイムでのテキストマイニングが可能になる。自社のコールセンターシステムなどの外部システムからテキストデータを自動で取り込む、1件ごとに解析処理を実行して結果を外部システムに自動配信(即時検知)する、GUIのメンテナンス方式で自社で各種の条件を設定できる――といったことが可能になるという。

 具体的な利用シーンとして「SNSの情報を元にした、自社システムの障害発見」「コールセンターへの問い合わせ内容を元にした、自社製品の不具合の発見」「営業担当者と顧客の対話音声やメール内容を元にした、コンプライアンス違反の発見」などの例を挙げた。

 NRIはテキストマイニングツールが解析に活用されているが、それらの多くは、定期的に自動でバッチ処理で対応する形式が一般的であり、即時検知が難しかったと説明している。


「TRUE TELLERテキスト解析API」の利用イメージ(概要図)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]