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【第4回】日本版SOX法対応で必要となるBPMによる自動管理スキーム(後編)

ZDNet Japan編集部
2006/12/05 12:00

徐々に迫りつつある日本版SOX法の施行や、情報漏えいをはじめとする各種のセキュリティリスクの削減などを目的として、企業ではコンプライアンスへの動きが強まっている。こうした中でIT資産管理業務やセキュリティ管理業務など、一連の業務プロセス全体の管理とワークフローを自動化することにより、管理業務の生産性を向上させるソリューションであるBPMツールは、日本版SOX法対応等のコンプライアンスに取り組む企業のマネジメントにとっては有用なツールと見られている。そこで今回も引き続き、運用管理・セキュリティ管理ソリューションを提供しているLANDeskのBPM製品「LANDesk Process Manager」を例にあげてBPMツールの有効性について検討する。

パッチの適用など頻繁に発生するプロセス管理を自動化する

LANDesk Software アジアパシフィック担当 エンタープライズソリューションズ ディレクター H. Travis Cella氏 LANDesk Software
アジアパシフィック担当
エンタープライズソリューションズ ディレクター
H. Travis Cella氏

 H. Travis Cella氏は、LANDesk Process Managerをリリースした背景について、何度も繰り返し実行するタスクの自動化が重要なファンクションとなること。さらに、業務オペレーションで実行される作業を、システム側にきちんとリンクすることがコンプライアンスの観点から重要になると考えたからだと語る。

 例えば、マイクロソフトから新しいパッチが出たとき、ITILにおけるChange Advisory Board(CAB:変更諮問委員会)に対して、パッチ適用の可否について意見を求める。まずLANDesk Process Managerのフローに従い、電子メールがCABメンバー全員に配信される。メンバーは、そのパッチ(適用/非適用)について、どんなリスクが存在するかを検討し、その可否を短時間に判断する。CABの承認を受けて、意思決定権者がパッチ適用を最終的に決定すると、それが決定事項としてIT部門のアドミニストレータに送られる。次にIT管理者がLANDesk Patch Managerやその他のソリューションを使用して、該当するパッチを効率的に適用していく。このように、頻繁に発生する変更要求に対して、分析、意思決定、変更適用に至るプロセス管理をLANDesk Process Managerが自動化する仕組みだ。

プロセス管理の監査証跡に対応する数少ないソリューション

 J-SOX法に特化したもう一つのメリットとしては、監査証跡に関する堅牢なソリューションを提供できる点にあると同氏は付け加える。「SOX法がそうであるように、J-SOX法対応においても監査履歴を確認することが重要になります。監査履歴とはいえ、デスクトップ管理に至る非常に細かい部分まで適正に管理しなければなりません。デスクトップの変更に関して誰がそれに関与したか、あるいは誰が許可したのか、といったことを履歴に残すことまでを要求されるのです。特筆すべきことは、LANDeskのソリューションが、そのプロセスに誰が関与しているかを特定できるという点です。一連の変更プロセスに誰が関わり、その結果どのような変更が行われたのかを、すべてトラックすることが可能です」(H. Travis Cella氏)

 また、同氏は、IT管理者が、日々、毎回同じ作業を繰り返し実行しなければならない現状に問題があると指摘する。「同じ作業を何回繰り返し行おうと、人間が行う作業には人為的なミスが必ず発生します。LANDesk Process Managerは、そうした重複するタスクについて、誰がその作業を承認し、誰がいつどのように実施したのかを含めて、きめ細かな履歴を残しながら自動化することが可能です。人為的ミスの発生をなくす必要があります」(H. Travis Cella氏)

 さらに、コンプライアンスの徹底という観点では、ネットワークが果たす役割は大きいが、この点においてもLANDesk Process Managerが有効となる。同ソリューションを利用することで、IT部門が関係するコンプライアンス要件について、ネットワークを利用して全社的な徹底を図るのが簡単に実行できるからだ。

 

LANDesk Process Managerの特徴および利点

LANDesk Process Managerの特徴および利点 ※クリックすると大きい画像を表示します。

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