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【第6回】日本版SOX法対応を契機として、IT部門に好循環をもたらすBPM効果(後編)

2008年の4月に向けて取り組みが急がれる日本版SOX法対応、そして社会的にも関心を集める企業のコンプライアンス対策において、BMP製品が果たす役割をシステムマネジメント、セキュリティマネジメントの観点から見てきた。しかし、盲点のない万全な対策を行おうとするなら、構成変更管理やセキュリティ管理といった部分的対策にとどまらず、ITシステム全体を見渡した一貫性のある対策が重要となる。その一方で、経営的な視点からITコストの削減は最優先の課題となっており、日本版SOX法対応のためだけの積極的な対応に踏み切れずにいる企業も多い。そこで前回に引き続きは、一貫性のある対策の重要性を改めて検討するとともに、BPM製品の活用によって生まれてくる“対策”を超えた“攻め”の効果についても目を向けていくこととしよう。

ZDNet Japan編集部  2007年2月27日 22時30分

2008年の4月に向けて取り組みが急がれる日本版SOX法対応、そして社会的にも関心を集める企業のコンプライアンス対策において、BMP製品が果たす役割をシステムマネジメント、セキュリティマネジメントの観点から見てきた。しかし、盲点のない万全な対策を行おうとするなら、構成変更管理やセキュリティ管理といった部分的対策にとどまらず、ITシステム全体を見渡した一貫性のある対策が重要となる。その一方で、経営的な視点からITコストの削減は最優先の課題となっており、日本版SOX法対応のためだけの積極的な対応に踏み切れずにいる企業も多い。そこで前回に引き続きは、一貫性のある対策の重要性を改めて検討するとともに、BPM製品の活用によって生まれてくる“対策”を超えた“攻め”の効果についても目を向けていくこととしよう。

自動化によって管理コストを大きく削減

 LANDeskのLANDesk Process ManagerによるIT管理業務のワークフローの自動化など、BPM製品が果たす役割や基本的な導入効果については前回の連載で述べさせていただいた。今回は、こうした製品が一連のプロセス全体の効率的な自動化以外にどのような形で効果をもたらすかを見ていくことにしよう。

 最大のメリットは、ITシステムの管理コストの削減だ。これまで人手に頼るタスクが入り込んでいた一連のワークフローを自動化できれば、当然、管理コストは削減できることになる。では、どの程度のコスト削減が期待できるのだろうか。LANDesk提供の資料を基に、以下の3つのケースで期待できる削減額を算出してみた。

 1)ソフトウェア配布
 2,500のクライアントに対し、以下のような条件でソフトウェアの配布を行っている、と仮定しよう。

  • 月に1回、2,500クライアントのうちの25台(わずか1%)に新しいソフトウェアを配布する
  • 配布プロセスのうち50%は自動化が可能な、同じことを繰り返し行う保守タスクである
  • 各クライアントに対する配布プロセスにはそれぞれ1時間の作業時間がかかる
  • システム管理者の1時間あたりの総コスト(賃金、オフィス、福利厚生、設備その他)は75ドルである

 この場合、年間で必要な作業時間は300時間、作業コストは22,500ドルとなる。

 一方、LANDeskシステム管理ソリューションとLANDesk Process Managerを組み合わせることでソフトウェア配布を自動化すれば、繰り返される保守タスク分、つまり50%の作業コストが削減可能となる。作業コストは11,250ドル、作業時間も150時間で済むことになる。

ソフトウェア配布の実施で想定されるコスト
年間所要
作業時間
年間所要
作業コスト
LANDesk® Process Manager
なしのソフトウェア配布
300 $22,500
LANDesk® ソリューションおよび LANDesk® Process Manager
ありのソフトウェア配布
150 $11,250
LANDesk Process Manager
による節減効果
150 $11,250

 2)セキュリティ管理
 セキュリティパッチの適用も繰り返し作業が多い。これも自動化による大幅なコスト削減が可能といえる。ここでは2,500クライアントに、以下のような条件でパッチ適用を行ったとしよう。

  • 対象クライアントの80%に月2回パッチを適用
  • パッチ適用プロセスの40%が、同じ作業を繰り返し行う保守タスクである
  • パッチの適用には1クライアントあたり6分の作業時間が必要である
  • システム管理者の1時間あたりの総コストは75ドルである

 その結果、パッチ適用に年間で4,800時間の作業時間と360,000ドルの作業コストがかかる。

 これに対し、パッチ適用の自動化を実現できれば、作業時間を1,920時間、また作業コストを144,000ドル削減することが可能になる。

セキュリティパッチの適用で想定されるコスト
年間所要
作業時間
年間所要
作業コスト
LANDesk® Process Manager
なしのパッチ管理
4,800 $360,000
LANDesk® ソリューションおよび LANDesk® Process Manager
ありのパッチ管理
2,880 $216,000
LANDesk Process Manager
による節減効果
1,920 $144,000

 3)変更管理
 リブートやパッチの適用といった変更サービスを100台のサーバに対して、以下のような条件で実施しているとしよう。

  • パッチ適用や他の保守サービスのために、月1回、4台のサーバをオフラインにする必要がある
  • 変更管理プロセスのうち80%が、同じ作業を繰り返し行う保守タスクである
  • 各変更サービスにはサーバ1台あたり1時間の作業時間が必要である
  • システム管理者の1時間あたりの総コストは75ドルである

 この場合、年間で作業時間は48時間、作業コストは3,600ドルが必要となる。

 これに対し、変更管理の自動化によって作業時間で38時間、作業コストで2,880ドルの削減が可能になる。

各種の変更管理作業で想定されるコスト
年間所要
作業時間
年間所要
作業コスト
LANDesk® Process Manager
なしの変更管理
48 $3,600
LANDesk® ソリューションおよび LANDesk® Process Manager
ありの変更管理
10 $720
LANDesk Process Manager
による節減効果
38 $2,880

 ITシステムにかけるコストの削減がますます厳しく要求されるようになっている今日、長期間にわたって繰り返し作業を実施しなければならない運用や管理のフェーズにおいて、大幅なコスト削減が見込めるというのは、BPM製品を導入することの大きな魅力の1つといえるだろう。

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「BPM(Business Process Management)」 のバックナンバー

http://japan.zdnet.com/channel/bpm_landesk200610/story/0,2000084378,20340519,00.htm
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