サーバルームにおける電力スペックの課題を解決
構成をシミュレーションできる「Dell Datacenter Capacity Planner」
サーバルームの電力コストが上がり続けている。サーバ数が増えるにつれて、サーバの消費電力、さらにサーバを冷却する電力が加わって、電力コストは上がり続ける傾向にある。サーバを運用しながらサーバルームの電力スペックを増強することは非常に困難な場合が多く、電力スペックがボトルネックとなってサーバ数を増やすことができず、パフォーマンスを改善できない状態になりつつある。こうした中、デルは2006年12月に、サーバ製品であるPowerEdgeの低消費電力モデルとなる「Energy Smart(省電力構成)」を発表した。第2回目となる今回は、前回に引き続き、デルがリリースしたEnergy Smart(省電力構成)について紹介し、そのメリットについて検証していこう。
デル株式会社エンタープライズ マーケティング本部
サーバ担当 マネージャ
寺田 和人氏
デルの「PowerEdge 1950 Energy Smart(省電力構成)」と「PowerEdge 2950 Energy Smart(省電力構成)」は、低電圧版Intel Xeonプロセッサと、消費電力効率の高い電源ユニットやファン、2.5インチHDD、メモリを搭載し、ワット当たりのパフォーマンスは、標準的な構成との比較で最大25%向上させている。これをデルは標準的なテクノロジーと標準的なパーツだけで実現できることを示したのだ。サーバルームの電力スペックの限界が見え始めている今、よりエネルギー効率の高いEnergy Smart(省電力構成)が注目されるのは当然の流れだろう。
また、デルは顧客がサーバを導入する際、消費電力や重量等を計算にいれて構成を検討するのに役立つツール「Dell Datacenter Capacity Planner」を、Webサイトで無償公開している。Dell Datacenter Capacity Plannerは英語版のみだが、その使い方は簡単だ。まず、42Uあるいは24Uのどちらかのラックを選択し、フィールドにドラッグ&ドロップするとラックの写真が表示される。そこに、使用したいサーバやストレージ、その他の機器をリストの中から選択して、ラックの上にドラッグ&ドロップしていけば良い。
サーバ名などをラックの上にドラッグ&ドロップすると、その機器がラックに搭載された状態の写真が表れ、プロセッサの種類と数、メモリの容量と使用枚数、HDDの容量と数、PCIカードの使用枚数、電源ユニットの冗長化の有無、さらに負荷の程度はどのくらいかといった項目が自動的に表示される。同時に、その場合のラックの構成の結果として、消費電力やおおよその排熱の上昇温度が「Results」の欄に表示される。(図1)
図1
このシミュレーション上のデータで、標準的な構成(3.5インチHDD)のPowerEdge 2950と、PowerEdge 2950 Energy Smart(省電力構成)を比較すると、標準的な構成のモデルの消費電力が306.9ワットなのに対して、Energy Smart(省電力構成)のモデルは220.0ワット、排熱の上昇温度が前者は18.0F(約10.0℃)なのに対して後者は12.9F(約7.1℃)と表示される。Dell Datacenter Capacity Plannerを利用するとどの程度消費電力に差が出るのかを具体的な数値をもとに、おおよそ推定することができるというわけだ。これらの差からもEnergy Smart(省電力構成)のメリットがお分かりいただけるだろう。(図2)
(※なお Datacenter Capacity Plannerで表示される値は参考値であり、実際の消費電力はサーバの環境や負荷等によって変動する)
図2
DELL
DELL Energy Smart Serverについて
省電力化を実現するDELL Energy Smart Serverの詳細はこちら
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