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【第1回】スパムメール対策が社会的な要請に
対策の鍵はメール識別技術の高度さにあり

電子メールは現在の社会にとって欠くことのできないコミュニケーションツールとなった。自分のタイミングで自由に送信でき、かつ確認できるという利便性を備える電子メールは、個人はもとより、企業にとってもビジネスを円滑に進める上でも不可欠なものと位置づけられている。そして、経済のグローバル化が進むなかで今後もその流れは加速していくだろう。しかしながら、電子メールがこれほどまで普及したことで、ウイルス、スパムメール、フィッシングなど電子メールに潜むリスクへの対応が社会的にも大きな課題となってきた。そこで本連載では、電子メールに潜むリスクとリスクに対応するための手法、そしてそれを実現するための最新のソリューションを紹介していく。

岡崎勝己(ロビンソン)  2006年6月16日 12時00分

電子メールは現在の社会にとって欠くことのできないコミュニケーションツールとなった。自分のタイミングで自由に送信でき、かつ確認できるという利便性を備える電子メールは、個人はもとより、企業にとってもビジネスを円滑に進める上でも不可欠なものと位置づけられている。そして、経済のグローバル化が進むなかで今後もその流れは加速していくだろう。しかしながら、電子メールがこれほどまで普及したことで、ウイルス、スパムメール、フィッシングなど電子メールに潜むリスクへの対応が社会的にも大きな課題となってきた。そこで本連載では、電子メールに潜むリスクとリスクに対応するための手法、そしてそれを実現するための最新のソリューションを紹介していく。

なぜ今、スパムメール対策が求められるのか

 電子メールには各種のリスクが潜んでいる。例えばコンピューターウィルスによる被害はその1つであり、その防止に向けて、企業や個人レベルでウイルス対策ソフトウェアの利用徹底が図られてきた。そして今、リスクの1つとして早急な対応が求められているのが、不特定多数の人に大量に送信されるスパムメールにまつわるものだ。

 スパムメールが問題視されるようになったのは、米国では3〜4年前、日本では1〜2年前からだが、その対策がこれほど強く求められるようになった背景には、スパムメールが組織犯罪に利用されるようになったことがある。ウイルスのような愉快犯とは異なり、フィッシングをはじめとした金銭の詐取を目的とした犯罪に用いられるようになった。しかも組織的な犯罪へと変化を遂げたことで、その被害規模が従来とは比べ物にならなくなるほど大きくなり、スパムメールの流通量も圧倒的に増大したのだ。

 言うまでもなく、インターネットの利用期間が長期化するほど、電子メールの利用機会が増え、自身のメールアドレスが他人の目に触れる機会も多くなる。つまり今後、スパムメールやフィッシングメールの被害に遭う可能性はどんどんと高くなっていく。このような犯罪の被害を未然に防止するとともに、電子メールの利便性を従来どおり高く保ち続けるために、スパムメール対策が社会的にも強く求められているのだ。

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