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【第5回】ESBによるSOA成功のケーススタディ〜既存システムを有効活用したフロント−バックエンド統合を実現

前回は、SOAを成功に導くポイントとなる、開発ライフサイクルの生産性の向上、SOAの管理性とガバナンスの確保、そしてシステムの可用性について解説した。今回は、SOAに基づくシステム統合ミドルウェアであるエンタープライズ・サービス・バス(ESB)を、実際に自社のソリューションとして取り入れた事例を紹介する。NTTデータ イントラマートでは、比較検討の結果、Webシステム構築ソフトウェア「intra-mart」の統合オプションとして、ソニック ソフトウェアの「Sonic ESB」を採用し、“SOAベースのシステム構築基盤”として積極的に展開している。同社の代表取締役社長である中山義人氏に、ESBを選択するに至った経緯、その利点、評価などについて語っていただくことで、ESBがSOA構築の現実解であることを検証していく。

梅田正隆(ロビンソン)  2006年9月15日 13時30分

前回は、SOAを成功に導くポイントとなる、開発ライフサイクルの生産性の向上、SOAの管理性とガバナンスの確保、そしてシステムの可用性について解説した。今回は、SOAに基づくシステム統合ミドルウェアであるエンタープライズ・サービス・バス(ESB)を、実際に自社のソリューションとして取り入れた事例を紹介する。NTTデータ イントラマートでは、比較検討の結果、Webシステム構築ソフトウェア「intra-mart」の統合オプションとして、ソニック ソフトウェアの「Sonic ESB」を採用し、“SOAベースのシステム構築基盤”として積極的に展開している。同社の代表取締役社長である中山義人氏に、ESBを選択するに至った経緯、その利点、評価などについて語っていただくことで、ESBがSOA構築の現実解であることを検証していく。

既存システムを有効活用してSOAを実現する

 NTTデータ イントラマートは、2000年の設立以来、6期連続の増収を達成するなど、安定成長を続ける企業であり、その主力となっているのが「intra-martWebPlatform/AppFramework(以下、intra-mart)」である。intra-martは、アプリケーションサーバとJavaフレームワークに加えて、ワークフロー、ポータル、アクセスセキュリティなどの各種機能をコンポーネント化した様々なモジュール群と、業務アプリケーションなどで構成されるWebシステム開発環境。モジュールを組み合わせることによる高い開発生産性と、他のシステムとの柔軟な連携能力により、ERPのWebフロントシステムやJ2EEによる基幹システム構築など、企業における共通の開発プラットフォームとして採用されている。特にSAPのフロントシステム構築ツールとしては、国内トップシェア(2006年6月ノークリサーチ調べ)との調査結果もあるなど、いまや1700社を超える販売実績を持つことで知られている。

 intra-martの販売当初は、高い開発生産性と拡張性の利点を活かし、グループウェアや文書管理などの情報系システムの基盤としての利用がメインとなっていた。これに対してここ数年で、SAPを始めとしたERPなどの基幹システムのフロントとしての利用が増えてきた。さらに最近では、それをさらに発展させて全社規模のWebシステム統合を目的とした“フロントーバックエンド統合”のニーズが顕著になってきたという。

中山義人氏 株式会社NTTデータ イントラマート 代表取締役社長 中山義人氏
株式会社NTTデータ
イントラマート
代表取締役社長

 そしてこの動きは、最近のシステム構築のトレンドであるSOAのコンセプトに合致すると中山氏は説明する。「レガシーを含む既存システムを有効に活用しながら、フロントシステムとの統合をWebベースで行うという、SOAの取り組みに即したことを私どもは以前から準備してきました。ただし、複数のシステムが存在すると、1つ1つを個々にタイトに繋げるのは複雑で手間がかかるため、柔軟性に優れた統合のための“接着剤”が必要となります。そのために欠かせない要素として注目したのがESBであり、2年ほど前からintra-martへの組み込みを検討するようになったのです」と、ESBの必要性を語っている。

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「ESBによるSOA導入の現実解」 のバックナンバー

http://japan.zdnet.com/channel/esb_200606/story/0,2000062477,20225568,00.htm
【第5回】ESBによるSOA成功のケーススタディ〜既存システムを有効活用したフロント−バックエンド統合を実現

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