手軽にコストを抑えて
セキュリティ統制の実現を
これまで見てきたように、ISMは、ASPならではといえる利点や手軽さを発揮しつつ、必要な機能をしっかりとカバーしているのがポイント。「IT用語は極力使わず、平易な日本語で表現しました」と坂田氏が言うように、管理者がチェックするウェブのインターフェースも分かりやすく、使いやすさへの配慮も忘れていない。特別な操作をなるべく不要にして、専門のIT管理者やセキュリティ管理者がいなくても使いこなせるように工夫されている点も現場を意識したうれしい特長と言える。
分りやすく表示されるサービス契約台数の確認画面
クオリティ株式会社インターネットサービスグループ
ゼネラルマネージャー
坂田光太郎氏
坂田氏は当初、ISMのメインターゲットは中小企業であると考えていたとのこと。だが、企業規模としては大手であっても、専任の管理者がいない企業もあり、そうした企業からの引き合いも多いそうだ。たとえば「数万台規模のPCを管理するためには管理者が10人は必要」(坂田氏)であり、企業規模に関係なく、費用対効果などを考えるとPC管理をアウトソースした方がいいと考える企業が増えているのだという。
そうした企業にとっても、ISMは容易に利用できるソリューションだ。ISMで問題のあるPCを見つけ出し、設定を変更して改善すれば良い。仮に手動設定で対処しきれなくなったら、QAW/QNDのような専用ツールの導入を検討すれば対処可能である。「普段使いのPC管理ソリューション」、それがISMだ。
最後に坂田氏は、ISMの将来像について語ってくれた。ISMはソフトの配信機能を備えており、ISM自体をプラットフォームとする、インフラとしての活用を検討しているのだという。
たとえばクオリティが提供しているほかの製品の配信や、クオリティ以外が提供しているSaaSやASPサービスのクライアントソフトの配信といったこともできる。つまり、ISMを導入しておけば、いろいろなアプリケーションを管理者が “管理した状態” で配信し、クライアントPCにインストールさせることもできるのだ。
「企業のインフラとして最低限ISMは導入しておく、そういったプラットフォーム化が目標です」と坂田氏。ISMは単なるPC管理ツールではない。ツールを超えたサービスとして、さらなる進化を目指しているのである。(次回更新は2月5日(火)予定)
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