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【第1回】「環境に配慮した製品」を提供し、ecoシステムをビジネス拡大のエンジンに

サン・マイクロシステムズ株式会社の会長であるダン・ミラ氏ーは、2006年の念頭に「地球環境にやさしい製品を提供することで、お客様のIT基盤強化とビジネス効率の向上への貢献と環境保全への貢献を両立できるものと確信してる」と述べた。そんなサン・マイクロシステムズが、2006年11月には、環境省が推進する温室効果ガス排出量の削減を目指すプロジェクト「チーム・マイナス6%」に参加を表明。「環境に配慮した製品(Eco-Responsible Product)」の活用が電力使用量削減につながり、最終的にITコストのTCOを削減できることを企業や組織に向けて積極的に提案している。そこで今回は、ITによるエコロジーを推進するサン・マイクロシステムズの取り組みについて取材した。

梅田正隆(ロビンソン)  2006年12月27日 18時45分

サン・マイクロシステムズ株式会社の会長であるダン・ミラー氏は、2006年の念頭に「地球環境にやさしい製品を提供することで、お客様のIT基盤強化とビジネス効率の向上への貢献と環境保全への貢献を両立できるものと確信してる」と述べた。そんなサン・マイクロシステムズが、2006年11月には、環境省が推進する温室効果ガス排出量の削減を目指すプロジェクト「チーム・マイナス6%」に参加を表明。「環境に配慮した製品(Eco-Responsible Product)」の活用が電力使用量削減につながり、最終的にITコストのTCOを削減できることを企業や組織に向けて積極的に提案している。そこで今回は、ITによるエコロジーを推進するサン・マイクロシステムズの取り組みについて取材した。

Business Efficiencyと環境への配慮

サン・マイクロシステムズ株式会社 システムズ・ビジネス統括本部 エンタープライズ・ソリューション本部 本部長 関根 俊夫氏 サン・マイクロシステムズ株式会社
システムズ・ビジネス統括本部
エンタープライズ・ソリューション本部 本部長
関根 俊夫氏

 サン・マイクロシステムズでは、例年「Big Bets」と称したイニシアチブが走っている。2005年は大前提として顧客企業の「Revenue Maximize(収益の最大化)」がテーマとなったが、2006年は次の3つのキーワードが掲げられた。「Business Efficiency」「Business Governance」そして「Community」だ。これらは、昨今注目されているコーポレートガバナンスやCSR(企業の社会的責任)を加味したものとなっている。

 この中で「Business Efficiency(ビジネスの効率性)」の柱となっているのが「Make Money」「Eco-Responsiblity(環境への配慮)」「TCO Reduction(TCOの削減)」の3つである。「Eco-Responsiblity」に関しては、今後はハードウェアのコストよりも消費電力や空調のコストの方が経営に大きく影響するようになる、と指摘しているように、事業活動に欠かせないITシステムの活用が環境に悪影響を与えないよう配慮することが企業に求められる。環境経営においては、米国や欧州が先行しているが、日本においてもEco-Responsiblityに関する課題として「スペース、コスト、マネジメント、消費電力」がキーワードになってくる。

 「Make Money」と「TCO Reduction」は、表裏一体の関係にある。TCO削減に関しては、システムの運用コスト、管理コストの高さがCIOやCTOの一番の関心事となっている点が挙げられるが、これらのコストを同社のプロダクトでいかに軽減できるかがポイントとなっている。当然、TCOを削減できればMake Moneyにつながる。標準的な技術を用いてシステムをスピーディーに構築し、ひいてはビジネスチャンスを逃すことのないようシステムに柔軟性を持たせることが同社の狙いだ。

クライアントの経営課題にSun Microsystemsでは、Business Efficiencyをテーマに具体的な各種のソリューションで応えていく

クライアントの経営課題にSun Microsystemsでは、Business Efficiencyをテーマ
に具体的な各種のソリューションで応えていく

消費電力と発熱量を見るサーバ評価基準のSWaP

 環境への配慮については、米国SunではRoHS指令やリサイクル法などの対応に以前より注力してきているが、環境配慮を大きくアナウンスし始めたのは、2005年11月に「CoolThreadsテクノロジー」を用いた「UltraSPARC T1」プロセッサを発表した頃からだ。このT1プロセッサを搭載した「Sun Fire CoolThreadsサーバ」と、AMDの「Opteronプロセッサ」を搭載した「Sun Fire x64サーバ」の2つのラインは、ともに消費電力と発熱量を抑えた部分が大きな特長となっている。

 これらのサーバ製品の実際の効果を定量的に計測するため、同社は「SWaP(Space, Watts and Performance)値」というサーバの評価基準を提唱している。これは設置スペースあたりの処理性能および、消費電力あたりの処理性能を問うものだ。SWaP値は、ラックユニットの台数と消費電力を掛け合わせたもので、スループット性能を割ることによって算出できる。運用コストを明確にする新しい基準として注目される。

 サン・マイクロシステムズ株式会社のシステムズ・ビジネス統括本部 エンタープライズ・ソリューション本部 本部長である関根 俊夫氏は、「Eco-Responsiblityについて、当社では『革新的な技術と、実行と共有』を掲げ、2010年までにCO2削減等を含めたトータルで20%削減を目指した取り組みを進めています」と説明する。「革新的な技術」としては、先に述べたT1プロセッサとOpteronを使ったサーバ製品があり、T1プロセッサは8コアを搭載し最大32スレッドを動作させても消費電力はわずかに73W。さらにシンクライアントの新製品「SunRay 2」の消費電力は4Wとなっている。この他にも、なるべくクルマを使わないよう在宅勤務を推進する取り組みや、イベントやカンファレンス、ホームページなどを通じて、エンドユーザーやパートナーと環境に関する情報をシェアするよう取り組んでいる。

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「システムのTCO削減」 のバックナンバー

http://japan.zdnet.com/channel/tco_sun200612/story/0,3200081480,20339657,00.htm
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