LiMo Foundationのメンバーでモバイル機器向けLinuxの企業として注目を集めつつあるPurple Labsが、Openwave Systemsのブラウザとメッセージングソフトの事業を買収した。
Purple Labsは、Symbian FoundationやGoogleのOpen Handset Allianceと並ぶ、オープンソースによるモバイル端末の3大業界コンソーシアムであるLiMo Foundationに、2008年の発足時から参加している。同社は1月末にNXP Semiconductorsと共同で、Linuxベースで、事業者への販売価格が100ドルを切る安価な3G端末「Purple Magic」を立ち上げ、さらなる関心を集めた。
OpenwaveはOrange、Telefonica、T-Mobile、Virgin Mobile、Vodafone、Sprint、Verizon Wirelessなど、世界のモバイル通信事業者トップ20のうち12社にモバイル端末向けソフトウェアを供給している。また同社は、固定回線によるブロードバンドサービスのプロバイダーにもソフトウェアを提供している。買収される事業体の従業員は、ゼネラルマネージャーであるGordon Tsang氏も含め、約80%がPurple Labsに移籍するとみられている。
約3200万ドルでOpenwaveのモバイル端末向け事業を買収することで、Purple Labsは、モバイル端末向けブラウザをモバイル端末メーカートップ5のすべてに提供することになると同社は述べている。このトップ5は、合計すると世界の携帯電話の80%以上を製造しているという。
Purple Labsの最高経営責任者(CEO)であるSimon Wilkinson氏は米国時間7月3日、携帯電話メーカー各社に書簡を出した。そのなかで同氏は、Openwaveの既存の製品は維持されると説明している。また同氏は、Purple Labsは「次世代ブラウザ『Openwave Surfer』などといった先進的なモバイルインターネット技術に投資」していくと述べている。
またこの書簡でWilkinson氏は、「さらに、Openwaveの技術の多くをPurple LabsのLinuxプラットフォームで活用していく計画だ」と語っている。「VodafoneやOrangeなどLiMo Foundationのメンバーからの要求にしぼって注力するが、これにより最終的には顧客メーカーに新しい市場機会をもたらすと考えている」
OpenwaveのCEOであるBruce Coleman氏は6月末に出した声明のなかで、同社はこれから「ネットワークをベースとした提供物」に注力していくと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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