グーグル、独自設計の量子情報プロセッサを開発へ

Don Reisinger (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦

2014-09-04 12:41

 Googleの量子コンピューティング研究所であるQuantum Artificial Intelligence Labは米国時間9月2日、「超電導エレクトロニクス」を利用した量子情報プロセッサの設計と開発を開始すると発表した。最終的には、独自設計のハードウェアを利用して量子コンピューティングの研究を行うことを目指している。

 Googleは、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の物理学者John Martinis氏率いるチームと手を組み、共同でプロセッサの開発を行う。Martinis氏は量子研究の第一人者で、2014年4月には量子情報処理とコンピューティングにおける功績により、フリッツ・ロンドン賞を授与されている

 Quantum AI Labは、Google、米航空宇宙局(NASA)のエイムズ研究センター、および米大学宇宙研究協会が2013年に共同で設立した研究所だ。

 Googleは独自のハードウェアを使用して量子コンピューティングの研究を行うことを目指しているものの、Quantum AIの研究チームは、世界初の商用量子コンピュータであるD-Wave Systems製コンピュータを用いた研究を今後も続ける予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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