TIBCO Softwareは米国時間9月29日、評価額を43億ドルとする取引により非公開企業となることを発表した。これにより同社は、組み込み型ビジネスインテリジェンスからエンタープライズ向けソーシャルネットワーキングやマーケティングソフトウェアに至るまで、あらゆるものに及ぶ、より長期の戦略に集中できるようになるという。
TIBCOは声明で、同社はVista Equity Partnersによって、負債を含め1株あたり24ドル(計43億ドル)を評価額とする取引によって買収されると述べた。Vistaの提案は、TIBCOの9月23日の終値に26.3%のプレミアムを上乗せしたもの。TIBCOは複数の提案を受けていたと報じられている。
TIBCOは同社の選択肢を検討してきていた。TIBCOは堅固なミドルウェア事業とメッセージング事業を有しているが、多数の事業を変革させたため、四半期ベースでは金融市場を満足させることはないだろう。つまり、「適切な情報を適切な時に、適切な状況で」提供するというTIBCOの戦略が実を結ぶには、数回以上の四半期を経る必要があるということだ。
これから注目されるのは、TIBCOが非公開企業として、より積極的になれるかどうかだ。Dellは、非公開化した後でさらに前向きになった一例だ。BMC Softwareもさらに大きな計画を持っている。しかし、非公開企業は、研究開発費を株主に対する負債と配当の支払いに充ててしまう可能性もある。
TIBCOの四半期決算
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。