Microsoftは、次期版「Windows 7」での「Windows XP」仮想化技術提供に向け、準備を進めていることを公式に認めた。Windowsに詳しい専門家の2人が米国時間4月24日に明らかにした。
4月24日、Microsoftに詳しいブロガーPaul Thurrott氏とRafael Rivera氏の両氏が、MicrosoftがWindows 7ユーザーに提供する予定の新技術について紹介した。この技術はPC仮想化技術を利用し、Windows 7上でWindows XPベースのレガシーアプリケーションを動かす機能となる(これは、MicrosoftがWindows 7で作業を進めている「秘密の機能」とうわさされていたもので、「Virtualized XP」ともいわれている)。
同日、MicrosoftはWindows Businessブログに掲示した「Coming Soon: Windows XP Mode and Windows Virtual PC(まもなく登場:「Windows XP Mode」と「Windows Virtual PC」)」という投稿で、この機能の存在を認めた。
このブログ投稿は、この新機能は小規模企業をターゲットとしたもので、「適当な」アプリケーションがWindows 7で動くことを可能にするものと紹介するにとどまり、機能の詳細については多くを明かしていない。Windows XP ModeとWindows Virtual PC for Windows 7(ProfessionalとUltimate Editionsのみ)のベータ版はまもなくリリースの予定という。
両機能とも、先週末に何人かのテスターがダウンロードを開始したWindows 7リリース候補(RC)版には組み込まれないようだ。同RC版は、MSDNとTechNetの加入者向けには4月30日に公開を予定している(Microsoftはこれについても公式に認めている)。パブリックリリースは5月5日の予定だ。
XP ModeとVirtual PCが正式版でどのように搭載されるのか、それがいつなのかは興味深いところだ。Software Assurance顧客のみ(現時点で、「App-V」「MED-V」といったMicrosoftのクライアント仮想化技術を唯一利用できるWindows顧客)に提供するのだろうか?それとも、当初「Windows Server 2008」で「Hyper-V」を提供したような形で、無償のWindows 7アップデートとして提供するのだろうか?
MicrosoftがXP Modeをボリュームライセンスのユーザーのみが利用できるようにするならば、一般消費者は(会社のマシン以外では)同機能を利用できないことになる。だが、この制限がどうなるかは別として、もしXP Modeが当初の設計通りに動くのであれば、Microsoftの顧客にとってはXPからアップグレードしない理由が、アプリケーションの互換性という点で1つ減ることになる。また、顧客に対し、ネットブック向けといわれる「Starter Edition」や「Home Premium」よりもハイエンドで高価なWindows 7バージョンの購入を促す要因になるだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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