フィードパスは、同社が提供するSaaS型ウェブデータベース製品「サイボウズ デヂエ for SaaS(デヂエ for SaaS)」の業種特化型ソリューションの提供を開始した。今回発表されたのは、ネグジット総研との共同開発による保険薬局向けのマネジメントサービスで、「PharmacyDB powered by サイボウズ デヂエ」の独自ブランドによりネグジット総研より販売されている。
デヂエ for SaaSは、サイボウズが開発するウェブデータベース製品「サイボウズ デヂエ」を、グループ会社であるフィードパスがSaaS形式で提供しているもの。各種の操作がウェブブラウザより行え、業務のニーズに応じたデータベース構築の簡単さや、ウェブベースであることに由来する情報入力や共有の手軽さが特徴となっている。
神戸に本社を置くネグジット総研は、医療経営コンサルティング、保険薬局向けレセプトコンピュータの開発販売を行っている。PharmacyDB powered by サイボウズ デヂエは、同社のコンサルティングノウハウをベースとしたものとなっており、保険薬局の各店舗における日々の業務結果の管理や、店舗オペレーションの改善を行うためのデータベーステンプレートをパッケージ化したものだ。
具体的には、店舗日報管理(日々の業務実績や労務状況の登録・共有)、店舗収益予実管理(月次・年次の予算実績集計・比較)、店舗方針管理(定量・定性目標の共有・振り返り)、ヒヤリハット・クレーム管理(調剤ミス、過誤、事故等のデータ蓄積・共有)といったテンプレートが含まれる。各データベースについて、期間や店舗の絞り込み設定、アクセス権の設定、各種収益データの集計などが可能だ。これらのデータベースに入力された情報から、保険薬局の各店舗が持つ課題を本部と共有し、薬局の課題解決を支援するためのマネジメントサービスとなっている。
PharmacyDB powered by サイボウズ デヂエの料金は、1ユーザーあたり3000円/月(3万6000円/年)で、10ユーザーからの利用が可能。
こうしたサービスが必要とされる背景について、ネグジット総研、経営コンサルティング事業部マネージャーの山下善史氏は、調剤報酬の改定による利益率の低下や薬剤師不足による人件費の高騰などにより、厳しさを増している薬局の経営環境を指摘する。悪環境の中で、保険薬局が経営を続けるためには、経営管理に対する意識の向上や、各店舗レベルでの情報発信、活用が重要になっているという。
ネグジット総研では、従来からクライアント/サーバシステムによるマネジメントシステムの提供を行っているが、ユーザーの選択肢を広げることを目的に、ウェブベースでのシステム提供を検討。バージョンアップによる機能強化、サポート、運用をアウトソースでき、拡張性や柔軟性が高いといった理由から、プラットフォームとして「デヂエ for SaaS」の採用を決定したという。
フィードパスでは、大規模な協業となる今回のPharmacyDBを皮切りに、今後、デヂエ for SaaSを利用した業界・業種特化型ソリューションの提供をパートナーとの協力のもと積極的に展開したい意向だ。
「PharmacyDB powered by サイボウズ デヂエ」の「薬局長日報」画面。ネグジット総研の医業経営コンサルティングのノウハウをベースとしたデータベーステンプレートが用意されている。
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