フィードパスは6月16日、SaaS形式のグループカレンダーサービス「feedpath Calendar(フィードパスカレンダー)」を発表した。同日よりベータ版サービスが開始されており、1つのカレンダーにつき、10名以下のユーザーであれば無料で利用できる。
同社ではこれまでにも、ウェブメールベースのコラボレーションツール「feedpath Zebra」をはじめ、グループ企業であるサイボウズの「サイボウズOffice」「デヂエ」「ガルーン2」といった製品のSaaS形式での提供を行っている。今回発表された「feedpath Calendar」は、10名以下の小人数でも利用できるシンプルなウェブベースのカレンダーサービスとなる。
「シンプル、スリム、スマート」がコンセプトという同サービスは、機能を「スケジュール管理」と「設備予約」に特化。ユーザーインターフェースや管理画面も「シンプル」であることを目指すとする。予定項目のカレンダービューは「個人週表示」「個人月表示」「グループ週表示」の3種類。管理画面の項目も「ユーザー情報」「グループ情報」「設備情報」「祝日一覧」「管理者ユーザーの指定」の5つにまとめられており、「画面の切り替えやデータ表示を1クリックで行えるようにしている」(フィードパス、事業推進本部副本部長の石原悠氏)という。
「feedpath Calendar」におけるカレンダービューの「個人週表示」画面。操作に迷わない「シンプルさ」を主眼にユーザーインターフェースを設計したという。
ベータ版の段階では、1つのカレンダーに対して登録できるユーザー数は10名まで(管理者アカウント含む)で、利用は無料。管理する設備数、グループ数に制限はない。CSVやiCal形式のスケジュールデータのインポートも可能だ。また、SSLによる暗号化通信(https)、メールによるユーザーサポート、日単位でのデータバックアップなど、同社が提供する他のSaaSサービスと同等のサービスレベルを提供するとしている。
動作環境は、Windows(Internet Explorer 6/7/8、Firefox 3.x)およびMacintosh(Safari 3.x、Firefox 3.x)。
フィードパス、代表取締役社長CEOの津幡靖久氏は、日本企業におけるグループウェアの導入率が、2008年で41.1%にとどまっており、前年(40.4%)対比でほとんど伸びていないという「インターネット白書」での調査結果を引用。その理由については、コストパフォーマンスの問題や情報共有に対する意識、加えて、製品自体の使い勝手の問題があるのではないかと分析する。feedpath Calendarでは、「機能的にシンプルでありながら、グループでの共有がしやすい」点を訴求することで、Yahoo!グループやGoogleカレンダーといったウェブサービスの利用者や、これまでグループカレンダーを利用したことのない未認知層の利用を促したいという。
ロードマップとしては、今夏に、docomo、au、SoftBankの国内3キャリアのモバイル端末からの利用を可能にするほか、APIの整備と公開によりGoogleカレンダーなどを含む他のカレンダーサービスやグループウェア製品などとの連携機能、予定のメール通知機能などを実装していく予定という。また、ベータ版ユーザーからのフィードバックを元にした機能強化にも積極的に取り組むとしている。
feedpath Calendarの「有料版」については、2009年10月以降の提供開始を予定している。有料版と無料版の違いについての詳細は、現時点で未定。フィードパスでは、「feedpath Calendar」において、今年度末までに3万ユーザーの獲得を目指す。
グループカレンダーの市場を「機能数」と「共有」の2軸で見た場合に、feedpath Calendarは「Slim&Shared」のカテゴリに属するという。
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