キヤノンMJアイティグループホールディングス(キヤノンMJ-ITHD)はグループ会社8社の音声網をユニファイドコミュニケーション(UC)システムに刷新した。同グループに所属するキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)とネットワンシステムズが2月7日に発表した。
キヤノンMJ-ITHDの8社は、昨年11月から関東圏内に点在する11拠点を天王洲と三田、新川崎の3拠点への統合を進めている。分散するグループ会社の拠点を統合し、各社の価値提供力を結集することで、サービス品質の向上を目指している。拠点統合は2月中旬に完了する。約4000人が移動することになる。
拠点統合にあわせて、各グループ会社がそれぞれ個別に運営、管理していた音声網をIP電話システムに移行して、グループ会社間の連携促進と運用費用削減の方針を掲げている。新システムは、IAサーバ「Cisco Unified Computing System(UCS)」とUCシステム「Cisco Unified Communication(UC)」、ハイパーバイザ「VMware ESXi」で構成されている。
キヤノンMJ-ITHDの従業員約4000人が利用予定のアプリケーションに対応するためには、呼制御システム「Cisco Unified Communications Manager」用サーバ5台、ユニファイドメッセージング基盤「Cisco Unity」用サーバ2台、プレゼンス管理システム「Cisco Unified Presence」用サーバ2台、合計9台のサーバが必要になる。今回のシステムではその3分の1となる3台に削減している。
システムを構築したキヤノンITSとネットワンが、Cisco UCSとVMware ESXiで仮想化された基盤の上でCisco UCを稼働させている。これでサーバ台数の削減と運用管理コストの削減を実現させたという。Cisco UCSのケーブリング簡素化技術でシステム全体がシンプルになっているとしている。
キヤノンITSは新社屋移転にあわせてUCシステムのデモルームを4月に新設する。タブレットやスマートフォンを活用したウェブ電話帳連携、映像会議の連携、スケジュール連携などを常設して、利便性を体感できる環境を提供するという。キヤノンITSは、今回得られたノウハウとデモ環境を活用し、キヤノンマーケティングジャパンと共同でUC分野のビジネスを拡大させるとしている。
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