佐賀県、海外拠点との情報共有システムをForce.comで構築--Chatterとも連携

田中好伸 (編集部)

2012-07-10 15:08

 佐賀県庁は海外拠点との間で県のプロモーション活動を管理、共有するシステムをPaaS「Force.com」上に6週間で構築、稼働させている。セールスフォース・ドットコムが7月10日に発表した。

 佐賀県は国際戦略「世界とつながる佐賀県行動計画」を2011年6月に策定し、東アジアをターゲットとして経済的、人的交流を促進する取り組みを強化している。2011年10月には中国の瀋陽と香港に事務所を設置、県産品の海外販路の開拓と拡大、県内企業の海外事業展開の支援、外国人観光客の誘致などを進めている。

 このプロモーション活動を効率的に進める基盤としてForce.comを選択。地元佐賀県の企業が6週間でシステムを開発して、本稼働させている。新しいプロモーション支援システムは、海外拠点での活動情報や顧客情報などが集約され、佐賀県庁と共有される。

 システムと連携した企業向け情報共有ツール「Salesforce Chatter」で、本庁と海外拠点でリアルタイムにコラボレーションできるようになっている。iPadなどのモバイル端末を活用すれば、システムに集約された情報へのアクセスがいつでも、どこからでも可能になっている。

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